やってしまった……、私(佐藤)はついにやってしまったよ、トンデモないミスを! 歩いて訪ねるSA・PAシリーズで初の失態をやらかしてしまったのだ。
でも! 私も素人ではない。当サイトで15年記事を書き続けるベテランである。転んでもただでは起きぬ! ってことで、ナイスリカバーで2カ所の工場直売所を訪ねることに成功した。
一軒は、「お菓子のホームラン王」のキャッチコピーで知られる「ナボナ」の亀屋万年堂。そしてもう1軒が、横浜銘菓「ビスカウト」で有名な馬車道十番館の直売所である。ここで激レア商品を買うことができてしまった~!!
・徒歩で行くはずが……
まずは前置きに付き合って頂きたい。そもそもこの日は第三京浜道路の都筑パーキングエリアに行くつもりだった。そのために横浜市営地下鉄グリーンラインの東山田駅に来ていた。
GoogleMapsで見ると、駅から都筑PAまではほぼ直線。徒歩で24分かかるとある。こりゃ楽勝だな、すぐ着いちゃうよ。
ってことで、今日も行くぞ!
そこにSA・PAがある限り、徒歩で行く!
とまあ、意気揚々と歩きだしたのは良いのだが、目的地周辺で文字通り行き詰まってしまった。PAはおそらくあの鉄塔の立ってる辺りのはず。このフェンスの向こうの道路を挟んでさらに柵を超えた場所のはずなのだが、このフェンスを抜けられない。
おかしい! GoogleMapsは目的地周辺を指しているはずなのに行けないじゃないか。念のためAppleの地図アプリでも確認してみたところ、やっぱりこの辺を指してる。
これはもしや、あらためて都筑PAについて調べてみると……。
歩いて入れるPAじゃなかった! 徒歩で行けなかったよッ!!
なんてこった、無駄足だったか……
でも!
でも!
でも、大丈夫!!
こんなこともあろうかと、私はどこに行くときでも常に無駄足を踏まないように、保険をかけている。
亀屋万年堂の工場直売店が横浜・都筑区にあることを確認済みだった。そこに行けばいいのだ~! ってことで、即座に気持ちを切り替えて、徒歩約45分の道のりを歩き始めた。
ひと口に徒歩45分といっても決して楽ではない。幸い、昼過ぎから雲ってきて日差しが和らぎ、風が吹いて来たのは救いだった。これがピーカンの青天で無風だったら、かなりしんどかったぞ。
・亀屋万年堂の直売所
そうして到着しました。亀屋万年堂横浜工場売店に。
亀屋万年堂は東京・神奈川に約30店舗を展開している和洋菓子のメーカーである。主力のナボナをはじめとして、さまざまな種類の菓子の製造・販売を行っている。
1938年自由が丘で創業し、総本店は現在も自由が丘にあるが、本社および工場はここ横浜・都筑区にある。
ちなみに冷蔵ケースにチョコバッキーがあった。なぜコレがあるのかといえば、2021年にシャトレーゼホールディングスの完全子会社になったためだ。
店内には定番ナボナや和菓子のほか、ケーキやプリンなどの洋菓子も揃っていた。店の外観は完全に和菓子のイメージだけど、洋菓子も売ってるんだね。
このお店の狙い目は「アウトレットナボナ」とのことだったが、この日は棚に並んでいなかった。ひょっとするとすでに売り切れてしまったのかも。日持ちの短い「ECO活おやつ」商品は、通常価格より20パーセントオフだ。今日は残念だったけど、次に来た時にはアウトレットナボナに出会えることを願っている……。
ここでいくつか商品を購入したところで、向かいにある別の工場直売所へ。
・馬車道十番館の直売所
万年堂の向かいには、馬車道十番館の港北工場店がある。
この辺に住んでいる人はいいよなあ。亀屋の和菓子と十番館の洋菓子をカンタンに購入することができるんだもんなあ。うらやましい!
店内には十番館の定番「ビスカウト」などの焼き菓子が並んでいる。ケーキ類は予約販売で対応しているようだ。
こちらで図らずもレア商品を発見! 運よく購入することができた。やったね! 都筑PAには入れなかったけど、ここまで来たのは無駄足じゃなかったよ!
・図らずも購入できたレア商品
今回の購入商品はこちらです!
まずは亀屋万年堂の方からお伝えすると、「北海道ナボナ あんとバター」「黒糖虎焼(とらやき)」「バター虎焼」(各税込162円)の3商品。
それから「黒糖饅頭」(6個入り 税込950円)である。
工場直売価格を期待したけど、買ったのは「ECO活おやつ」商品ではないので割引なしの正規価格です。もう少しアウトレットが豊富だったらよかったけど、仕方ないな……。
そして馬車道十番館で買ったのは、可愛らしい缶に入った「ミニビスカウト」(税込1620円)。
缶には通常よりもひとまわり小さいビスカウトが8枚入っている。
それと、本日の目玉がこちらです! 6枚切りの食パン「スペシャルブレッド」(税込518円)である。
どの辺がスペシャルかというと、この食パンは水を使わずに牛乳のみを使って作っているそうだ。
しかも! このお店の在庫は1斤のみ。つまり1個売れたらその日の販売分は終了となる。お店の人によると、工場で3斤分を焼いて、2斤は横浜市中区のお店に行き、残る1斤をここで販売しているとのこと。
つまり、1日1個限定販売の激レア商品なのである。これを買えた私はラッキー!
トーストして食べてみると、そのままで十分美味い! バターもマーガリンもジャムも要りません。ミルクの風味が強く生地はサックリとしていて、歯ざわりが良い。焼かずに食べても良さそうだ。
私はたまたま購入できたが、いつも店頭にあるとは限らないので、見つけたら購入することをおすすめする。そんなわけで、亀屋万年堂と馬車道十番館の直売所はセットで訪問すると良いだろう。機会があれば、ぜひ訪ねて頂きたい!
・今回訪問した店舗の情報
店名 亀屋万年堂 横浜工場売店
住所 神奈川県横浜市都筑区折本町470
時間 9:00~19:30
店名 馬車道十番館 港北工場店
住所 神奈川県横浜市都筑区折本町486
時間 10:00~18:30
参考リンク:亀屋万年堂、馬車道十番館
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
Screenshot:GoogleMaps
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