なんだか分からないけど異国の美味しいモノに出会いたいという一心で、「気になるカルディ」という連載を続けてきている。
基本的にカルディに売っている「〇〇の素」とか「かけるだけのタレ」とかは美味しい。
平均値が高いぶん「これは……!」と感動することも少ないのだが、今回紹介するインド風唐揚げ「ゴビ65の素」は本気でオススメできる商品である。
今まで大して好きでもなかった「カリフラワー」への意識まで大きく変わってしまうほどの逸品! ぜひとも一度試してみてほしい……!!
・ゴビ65ってなんやねん
「ゴビ65」……。『バッファロー66』とか『オーシャンズ11』みたいな映画のタイトルのようだが、れっきとしたインド料理の名前である。
ざっくり言うと「ゴビ65」はカリフラワーの唐揚げのこと。ベジタリアンが多いインド全土で広く食べられる料理らしい。
私も何回かインド料理店で食べたことがあったが、スパイシーで美味しかった記憶がある。
ヒンドゥー語で ゴビ=カリフラワー の意味だが、なんで末尾に65がつくかは「65種のスパイスを使うから」など、諸説あってよく分からないそうだ。
それを自宅でも作れるのが「ゴビ65の素」(250円)。まさかこんな料理にまで手を付けるとは……やるなカルディ。
・作っていく
材料は
・ゴビ65の素1袋
・牛乳 or 水 100ml
・カリフラワー 約400g
・油
という感じ。
今までカリフラワーを積極的に料理に使ったことがなくて初めて買ったのだが、1玉400円もして泣きそうになった。
作り方はカンタンで、ゴビ65の素1袋を牛乳(もしくは水)100mlに溶かす。スパイスが色々入ってるみたいで、いい香りがする。
この衣を、ひとくち大に切ったカリフラワーにつける。
カリフラワーのつぶつぶのところに衣がしっかり付いて美味しそう。
あとは180℃に熱した油で揚げていくだけ。
衣がキツネ色になったら出来上がり、なのだが……例によって、カルディの「素」は作り方の説明がかなりざっくりしている。
揚げ物自体、家でほとんどやらないので、どんくらい揚げたらカリフラワーに火が通るのかよく分からないな……。
似たような存在のブロッコリーは茹ですぎるとあんまり美味しくないしな……。などと、迷いながらとりあえずいくつか揚げてみる。
・ヤバい
かなり手探りの状態でゴビ65の調理を終えて、とりあえず1個パクっと食べてみたら……
う、う、うんま〜〜〜〜〜〜!!!
ピリッとスパイシーでジャンクな風味の衣と、ホックホクで甘いカリフラワーの味わいが最高に合う!
カリフラワーってこんなに美味しかったの?
私は普段、ビールを飲まないのだが、これは絶対にビールと合わせたほうがいい……と思って、ノンアルビールと合わせてみたら……
ビールの苦味と、ゴビ65のスパイシーな風味が絶妙に合う。夏に最高の組み合わせだ。
これはハマる味だわ。鶏の唐揚げよりカリフラワーの唐揚げだわ。
ちなみに、カリフラワーじゃなくて鶏肉で作っても美味しいそうな。
・コツをつかむとさらに最高
ただ、時間が経って、カリフラワーの水分を衣が吸うとベチャくなって微妙。
とにかくサクッと仕上げるのが美味しいので、衣は全体につけつつ、あんまりベチャベチャ付けすぎないほうがよさそう。
ネットでゴビ65のレシピなどを調べてみたら、160℃くらいの低温で揚げたあと、200℃の高温で短時間揚げる「2度揚げ」がカリカリになる……と紹介されていた。
私は記事のために調理した翌日、速攻でカルディに「ゴビ65の素」を買い溜めに走って再び作るくらい、ハマってしまった。
カリフラワーは高いし、揚げ物は面倒くさい。それでももう1度作って食べたくなるくらい美味いのである。ちなみに家族にも食べさせたけど大好評。
珍しい度も★5、買指数度★5という、文句なしにオススメの逸品です。
マニアックな料理の部類に入ると思うけど、本当に美味しいので、どうかこの素が長く売り場に置かれますように……。
【忖度ゼロ評価】
珍しい度 ★★★★★
買い指数 ★★★★★
参考リンク:カルディ(ゴビ65の素)
執筆:御花畑マリコ
Photo:RocketNews24.