岩手県盛岡市のローカルレストランをルーツにもちながら、いまや「好きなファミレスランキング」上位常連の「びっくりドンキー」。
今年は梅雨入り前の5月末から、いち早くかき氷をメニューに加えていた。とはいえ、過去に食べたときはソフトクリームの印象が強く、フレーバーもイチゴオンリーだったことでイマひとつゴーラー魂に火がつかず、ノーチェックだった筆者。
ところが、今年は「夏雲かき氷(トロピカル)」なんていう新メニューがあるじゃないか!!!!
・「夏雲かき氷(トロピカル)」(税込660円)
テーブルに届いたのは、お馴染みのドリンクジョッキ。今年はワンサイズだ。
片手でひょいと持てるくらいなので、ボリュームとしてはミドルクラスと呼べるだろう。食べきれない心配はなさそう。
かき氷の上にソフトクリームが載っている姿も見覚えがある。しかし、かかっているソースに注目。なんと「果肉入りのドラゴンフルーツソース」だそう! ドラゴンフルーツのスイーツとは珍しい!! いったいどんな味?
ジョッキの下半分には色鮮やかなイエローの氷が詰まっている。ソフトクリームの白、ドラゴンフルーツの赤、氷の黄色がグラデーションをなし、まさにトロピカルムード! 南国ビーチでオールでウェーイな一品になっている。
ビタミンカラーが目に鮮やかで、気分までパアッと明るくなりそうなビジュアルだ。
さっそく食べてみよう。
うむ! もともとドンキーの「北海道ソフトクリーム」が絶品なのは周知の事実。異論は認めない。こってり甘く、ミルク感もあり最高だ。
そこにかかったソースは、意外にもベリーのような濃厚な味わい。それでいて爽やかな酸味も感じられる。
失礼ながらドラゴンフルーツには、「ビジュアル&ネーミングのインパクトに比べて味が淡泊で、見かけ倒しなボウヤ」というイメージがあったのだが、どうしてどうして。果肉は白だと思っていたのだが、実はレッドやピンクなどいろいろな種類があるらしい。
掘り進めていくと、ビビットなイエローの氷が出てくる。味はマンゴー。
このマンゴー氷、氷だけで食べても味があるのだが、甘さと爽やかさが絶妙バランスを保っている。人工甘味料ではない本物のマンゴーの味がするなぁと思ったら、果肉が混ざっていることに気がついた。
果肉は重要! リアルフルーツを使うほど、予算的にも管理的にも難しくなると思うのだけれど、一気に高級感が増して好印象に。
上からシロップをかけているのではなく「細かく削った氷にマンゴーの果肉を混ぜ」だそうで、味が均一に浸透している。過去に食べたイチゴ味よりも圧倒的にジューシーな感じがした。
ソフトクリームとミックスしながら食べると相乗効果で美味すぎる!
最後まで味が薄くなったり、氷だけ残ったりせずリッチな気分で食べ終えることができた。寒さで震えることもなく、価格&ボリュームのバランスもちょうどいい! 確実に過去に食べたときよりも満足度がアップしている。
・フレーバーは全2種類
かき氷メニューには、ほかに定番の「夏雲かき氷(イチゴ)」(税込660円)もあり。果肉入りのイチゴソースと、ドンキー自慢のソフトクリームの組み合わせだが、筆者としてはトロピカルを推したい。
ちなみに「夏雲」とは、北海道ソフトクリームを夏の入道雲に見立てているのだそう。かき氷商戦では穴場的存在のドンキーで、工夫を凝らした新メニューに出会えて幸せである。
さっきは見かけ倒しなんて言って悪かった。見直したぜ、ドラゴンフルーツ……
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