♪しかのこのこのここしたんたん、しかのこのこのここしたんたん……
最近このフレーズが頭から離れない。先日放送が始まったアニメ「しかのこのこのここしたんたん」のオープニングテーマ・「シカ色デイズ」のイントロ部分である。
妙に中毒性のあるリズムのおかげですっかりタイトルがインプットされてしまい、あらすじが気になって調べてみたところ……
「一人の少女(元ヤン)が一人のシカ(?)に出会うガール・ミーツ・シカ物語開幕!!」(公式サイトイントロダクションより引用)
…………なんて???
・シカ
このイントロダクションを見て、物語をパッと理解できる方はこの世にいるんだろうか。少なくとも筆者は何も分からなかったので、実際にアニメを視聴してみた結果……
やっぱり何も分からなかった。私はこの30分、いったい何を見ていたんだ……?
まずはいちばん目を引く「鹿乃子(しかのこ)のこ」。この子はいったいなんなんだ。
なぜか頭にシカの角が生えてるし、鹿せんべいが大好物みたいだし。ツノや頭は取り外し可能みたいだし、「シカ部」っていう謎の部活を立ち上げるし。
とにかく常識外れの言動ばかりで、次の行動が全く読めなかった。
最初は「もしかしてこの行動にも意味があるんじゃないか?」とか考えながら視聴していたけど、途中から「あ、これ深く考えたら負けなやつだ」と思考を放棄した。
視聴を終えた後は、のこに振り回されていた虎視虎子(こし とらこ)にいつの間にか感情移入していたようで若干疲れた。お疲れ様です……
あと、随所に出てくる妙にリアルなシカ。この子たち、なんで当たり前のようにその辺にいるの? それをなんで誰も気にしてないの???
屋外ならまだ分かるけど、しれっと屋内にも侵入していて衝撃を受けた。
舞台となっている東京・日野市ではこの光景が日常なのか? と思ったけど……それは日野市じゃなくて奈良の話だよな。
この謎も視聴を続ければいつか分かる日が来るんだろうか。
そして極めつけはエンディング曲と共に流れるムービー。大抵の作品にはオープニングと同じようにアニメがついているけれど……
この作品で流れるのは、なんと実写の鹿せんべいの作り方だ。最後の最後までシカ成分が強すぎるって……!!
・中毒性高め
──ということで、とにかく脳内がシカで埋め尽くされる30分だった。
オープニングの歌詞に「いつの間にクセになって」というフレーズがあるけど、まさにそのひと言が作品を体現していると思う。
「鬼滅の刃」とか「推しの子」とは違う系統のアニメだけど、ついつい最後まで見たくなってしまう作品なんじゃないかな。
TOKYO MXやBS日テレをはじめ、ABEMAやAmazon Prime Videoなどの各サービスでも視聴することができるので、気になった方は是非視聴してみてはいかがだろうか。
参考リンク:アニメ「しかのこのこのここしたんたん」公式サイト、PRTIMES
執筆:うどん粉
Photo:PRTIMES