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“汚字” 脱却を目指して「練習ノート」を買ったら、今さら『キレイな文字』とは何かを理解できた

2024年6月24日

人生終盤戦に差しかかったおっさん(50歳)の私(佐藤)ではあるが、少しでもマシな字を書けるじいさんになりたいと、ひそかに願っている。何もないなかで字の上達を期待するのは難しいと考えて、ペン下敷きを買ってみたのだが、それではまだ足りない! 道具だけで改善は望めないと判断した

そこで書店に駆け込んで、練習ノートとやらを購入してみた。実際に書き込んでみて、またしても今さらの発見をしたので、皆さんに報告させて頂こう。

・見かけ倒しの仙人面

誰もがスマホやパソコンを使う時代にあって、文字を書く頻度は極端に減っている。日常的に書く機会は少ないのだが、書く必要に迫られる場合はだいたい重要な場面だ。

その場面とは、役所や病院などに訪ねた際に、書類に名前や住所を記入しなければいけなかったりする。これは避けられないことだ。字の良し悪しに関わらず、自分の手で書かなければならない

その度に私は自分の字の汚さを痛感し、内々に「恥ずかしい」と思ってしまう。白髪の長髪でヒゲまで伸ばして、なかば仙人のような風貌のクセに字が汚い。「仙人面は見かけ倒しか?」と自分を責めたい気分になる

せめて自分の名前だけでもキレイに書きたい。それが私の最近の切なる願いである。


・練習は面倒くさいのだが…

そうは思いながらも、じっくり練習するのは面倒くさい。可能なら練習せずに上手くなりたい。自分の汚い字と向き合うのは苦痛だから、練習したくないでござる!

そこでペンや下敷きを買って、何とか練習をしない選択を続けてきたが、もはや限界と悟った。キレイな字に近道はなかったでござるよ。悔しいけど……。



・練習ノート購入

近道を諦めた私は書店に行き、字の練習ノートを物色した。

意外とあるもんですね。私だけではなく、それなりに字にコンプレックスを感じている人が世の中には結構おられる。いろんな出版社から何冊も出ているじゃ、あ~りませんか!

そこで購入したのが、「ふだんの美文字練習ノート」(税別1150円)というヤツだ。右開きのものが多いなかで、これだけ左開きだった。

私は筆圧が強いので、右開きで左に書き進むタイプだと、書いた文字を手でこするような格好になってしまう。左開きで右に書き進むタイプなら、書いた文字の上に手が乗らずに済むのだ。


・キレイな字ってもしかして

それからコレ、ひらがなを1文字ずつ練習できる。私みたいなモンはひらがなからやり直すべきなのだ。ってことで、さっそく練習開始! まずは最初の1歩「あ」からだ。お手本の文字をなぞったあとで、自力で書いてみると……


なにか違うなあ~……。お手本を参考にマネしているつもりだけど、なにか違う。お手本は引き締まって見えるのに、私の字は笑ってるみたいに見えるんだよなあ。ちょっとアホっぽい「あ」なんだよなあ。何が違うんだろうか?

う~ん……。もしかしてキレイな文字ってバランス? ハネとかトメも大事だけど、1文字1文字がバランスよく余白に配置されているから、美しいのではないのかな。

ダンスで考えるなら、手足がしっかり伸びたり縮んだりして、均整がとれていると考えるとしっくり来る。なるほど、美文字はバランスだ! 一部の点とか線ではなく、全体を整えることを意識すりゃいいんだな! わかったぞ~!! 文字はバランスだ~~ッ!


ちなみにこのノートにはカタカナも漢字もある。一般的な苗字まであって、「佐藤」も載ってる。よし、この佐藤を書けるようになろう。


「佐」の字は人の顔が左側を向いてるみたいなバランスだな。「藤」は全体的に四角っぽい感じで線を配置すればいいんだな。よしよし。



・名前を書いてみると

ってことで、何度か練習して納得したので、実際に名前を書いてみよう


どうだ!


少しマシになったような~……。でも、練習ノートの文字を少しなぞっただけで、いきなりキレイにはならんよなあ~。わかってる、それは自分でもわかってる。でも、手本があることで、少しイメージしやすくなったんだ。どう書くべきかって。


前回のダイソーのソフト下敷きを使用した時の文字と比較すると、ちょっとドッシリとした文字になった気が……


とりあえず、練習ノートを手に入れたので、これでしばらく真剣に練習したいと思う。少しずつでも美文字に近づくぞ~!


参考リンク:Amazon
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

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