美味しい魚が食べたい……。海沿い県の出身者は東京に来るとみんなそう思っていると思う。
全国から美味しいものが集まる東京。だがしかし、美味しいものはお金を出さなければ食べられない。特に鮮度が命である魚類はその傾向が強いと思う。
地方なら新鮮な魚をもっと安く食べられるのに……。そんなことを思っていたら、新潟発の「角上魚類(かくじょうぎょるい)」という鮮魚スーパーが東京に進出して大人気になっているという。
・安くて美味い魚がそろう
新潟県の寺泊発という鮮魚スーパー、角上魚類。独自の大量仕入れ・ 直販システムを構築しているそうで、安く新鮮な魚を販売できるそうな。
2000年頃から東京進出を始め、ジワジワと南関東エリアに店舗を拡大。生の魚はもちろん、刺身や寿司、惣菜の噂が評判となって、最近ではコストコより長い行列ができるとか……。
都内でも行きやすい場所にある南千住店に、割引狙いで閉店前に駆け込んでみた。
・南千住 LaLaテラス内にある角上魚類
角上魚類の南千住店はLaLaテラスという商業施設のスーパー「リブレ京成」の一角にあった。
ここは独立店舗じゃなくて、スーパー内の鮮魚コーナーが角上魚類になっているので、商品数は他よりも少なく、惣菜類がないようなのだが……。
それでも、都内のスーパーとは思えないほど鮮魚コーナーがデカイ!!!!
刺身類に……
干物類に……
寿司に……
酒の肴に……
と、ありえないくらい魚が並んでいる!!!
新潟以外の全国から魚を仕入れているようで、とにかく魚種が多い。そしてビックリするほど安い。
都内でいろんな魚が買えるところといえば御徒町の吉池が有名。吉池はそれなりに値段もするが、「角上魚類」は庶民的な価格だと感じた。
・噂の寿司を買う
角上魚類で有名なのは寿司らしいので、割引を期待して寿司コーナーへ……。
すると、さすが人気店らしく、数がめちゃくちゃ減っている! 今度はもっと早い時間に来ていろんな寿司が並んでいるのを見たいぞ。
どうもマグロ推しのようなので、中トロ入りの10貫詰め合わせパック(1300円)を購入。
そして、刺身コーナーに行くと、アラのお造りが入った刺身の盛り合わせが半額になっていたのでこれも購入。
アラは新潟近郊で穫れる高級魚。この内容で2000円は安いのに、それが半額とは……。ラッキーラッキー!
自宅に帰って、刺身じょうゆでお寿司と刺身をいただきます。
これで合わせて2300円は安くないですか……?
モノによってクオリティにややばらつきはあるけれど。スーパーで買える寿司としてはかなり美味しい部類だと思う。
お寿司で一番美味しかったのは「中トロ」。これは別格レベルで美味しかった! どうも店側もマグロ推しなので、マグロはマスト!
刺身も美味しかったけど、捌きたてだったらもっと美味しかったはず。
・珍しい魚も
魚は鮮度が命なので、まとめ買いしてもなあ……と思って今回買わなかったのだけど、「角上魚類」で名物になっているのが自家製の粕漬け。
銀鱈の西京漬けがこの大きさで1枚400円は安いな……!
アジの開きなどの干物類も大きい上に種類が豊富。さすが酒処の新潟である。
黒ムツとかイサキとか、地元の長崎で獲れた魚も売っていた! 近所のスーパーだとなかなか見かけないので面白い。
私は九州出身なのでほとんど見たことがなかったのが「モウカザメ」。東北地方でよく食べられる魚らしいですね。
ちなみに、魚が安い理由は、そのとき旬でたくさん獲れた魚を市場で大量に買い付けているからとのこと。旬は安くて美味いを体現しているわけですな。
次は大型店舗に行って、人気だというお惣菜を買ってみたいし、魚を目の前で捌いてもらいたい……!
参考リンク:角上魚類
執筆:御花畑マリコ
Photo:RocketNews24.
▼持ち帰り用に氷あり
▼マグロの解体実演ショー、見たい!
▼酒のアテっぽいものも多いよ