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銭湯と思ったらカプセルホテルだった!「ミナミ立川店」で日帰り入浴して思い出したサウナの良さ

2024年5月10日

遠出と言うほどではないが散歩と言うほど近くもない。私(中澤)にとって立川は常にそういう距離感の街だ。日帰りで行けるけど、用事を済ませるだけで帰ったらもったいなく感じるくらいには遠い。

そんなわけで先日、立川駅前をブラブラしていたところ、南口側の飲み屋街に銭湯みたいな入口があるのを発見した。遠足の締めにひとっ風呂浴びるというのも乙かもしれない。と、思いきや……

・カプセルホテル

一歩引いてよく見てみるとカプセルホテルであった。どうやら「ミナミ立川店」という名前のようだ。でも、普通カプセルホテルの入口に暖簾かかってる? っていうか、描かれた浮世絵風イラストも含めて入口の銭湯オーラが凄い

ただ、オーラを発しているだけあり、サウナがあって日帰り入浴もできる模様。1階は通り抜け形式でエレベーターしかないのだが、そこに貼られていた利用料金によると、サウナ2時間パックで1500円とそんなに高くなかった。

・休憩ラウンジ

エレベーターでフロントのある3階にあがると、前後のお客さんも日帰り入浴で、受付の人は日帰り入浴対応に慣れている感じ。私は全然名前を知らなかったけど、知る人ぞ知る風呂カプセルホテルなのかもしれない。

フロントを入ってすぐのところに休憩ラウンジがあった。スペースが広いだけでなくリクライニングチェアーで、マンガ読み放題なのが良い。くつろぐのに必要なものはちゃんと揃っている感じ。

・カプセルホテルとしても良さげ

その休憩ラウンジの奥に浴場があるのだが、ロッカーは4階のようだ。そこで階段を上って4階に行くと、ロッカーの奥にスポーツジムがあった。外観はどちらかと言うと、古き佳きカプセルホテルなのだが、見た目より色々な設備が揃っている。

ロッカールームにタオルや館内着があったので着替えて浴場へ。浴場には脱衣所があるがタオルなどを置く棚に鍵はないため、貴重品は4階のロッカーに置いていった方が良いだろう。



・広い

さて置き、さすが入口で銭湯推しするだけあって浴場はかなり広め。入って右手壁際に10席くらいシャワーがあって、向かいに湯舟があるのだが、湯舟もしっかり広くて大浴場という感じがする。そして、湯舟の隣に水風呂があり、その向こうにサウナ室の入り口があったので入ってみたところ……

サウナ室はより広々している。いや、実際の面積は湯舟&洗い場パートの方が広いのだが、サウナ室ってぎゅうぎゅうに入るイメージがあるだけに、体感として広く感じたというのが正しいか。浴場の奥全部がサウナ室になっている上、3段あるため、通常のサウナのノリで入ったら20人くらい入れそうである。

・ととのいの設備3点レポ

しかし、サウナ室にいたのは3人ほど。ゆえに、入ってみてもやはり体感はかなり広々している。ちなみに、温度計は100度を指しており、しっかりと熱いドライサウナだ。

浴場全体の利用者も6人くらいだったので、水風呂で詰まったりすることもない。個人的には、水風呂は15度でキマるのだが、おそらく水温はそれくらいだと思う。15度くらいのビシビシ来る感じがあった。

外気浴スペースは室内で、湯舟の横に椅子が2脚置かれている。ただ、その椅子の前には大きな窓があって、窓が結構大きく開けられているため、室内と言えどなかなかの心地よさ。



・身に染みる

ちなみに、脱衣所にも2脚椅子があって、そっちはインフィニティチェアだった。試しに外気浴時に座ってみたところ、扇風機もあってこちらはこちらでかなり良い感じ。こういうのでいいんだよなあ

リラックスするためにいく場所だけにその「こういうのでいいんだよなあ」が身に染みるようだ。ととのいを科学するような話題のサウナもそれはそれでいいけど、このサウナにはリラックスに必要なものがある。

なんとなく今日一日をホッと振り返れるような『ミナミ立川店』の空気。駅から歩いて5分くらいだから、立川をブラブラして疲れた時のオアシスになりえるかもしれない。


\ととのったー!/



・今回紹介した店舗の情報

店名 サウナ&カプセルイン ミナミ立川店
住所 東京都立川市柴崎町3丁目4−10
営業時間 24時間(サウナ2時間パック受付は6時~22時)
定休日 無休

参考リンク:ミナミ立川店
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.

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