ファミマ限定の「もはや練乳を凍らせたようなアイス」が話題である。2024年3月19日に発売されたばかりの新商品なのだが、名前のとおり、練乳をそのまま食べているような濃厚な味わいとねっとり食感がたまらないらしい。
練乳をそのまま食べたいと思ったことは1度もないけど美味しそう。話題になっているし試しに食べてみるか。ってことで買ってみた。価格は1個189円とけっこう強気。果たしてどれほど練乳なのだろうか。
・もはや練乳を凍らせたようなアイス
練乳といえばかき氷だ。かき氷に練乳をかけて食べる時、たしかに序盤よりも終盤の濃厚な味わいが好きだが、個人的には「あの徐々に濃厚になっていくかき氷スタイル」が練乳のベストだと思っている。
最後のご褒美的に濃厚な練乳氷をガブっと食べたいわけだ。つまりクライマックスの “ほぼ練乳氷” が最高なのは、それまでに甘さと濃さを調節しながら食べるからであって、いきなり “完成形” を食べたいわけではない。
──と、誰もかき氷の話をしていないのに熱くなってしまった。フタを開けると、かき氷というよりバニラアイスのような見た目。パッケージ曰く「練乳感マシマシ仕立て」らしい。トルコ風アイスのような感じなのかも。
・完全に未知なる世界
いざ食べてみると、ねっとりもっちりした口当たりで……練乳のコクのある味わいが広がっていく。舌の上で “練乳を凍らせたようなアイス” がゆっくりと溶けていくのだ。ねっとりとろっと柔らかく溶けていく。
そして時間が経つに連れて、徐々に滑らかになり練乳感もアップする。かき氷で味わった “ほぼ練乳氷” を超越していた。のどが焼けるほど甘い。
かき氷が「5段階の甘さ」だとしたら、練乳を凍らせたようなアイスは甘さ5から始まって6、7、8……と未知の世界へ連れて行かれる。徐々に濃厚になっていくスタイルに変わりはないけどヤバい。
・練乳をナメていた
中盤以降、ずっと甘さが限界を突破して凄まじいことになっていて、自分の設定する限界がいかに低いかを思い知った。終始「練乳をナメんなよ」と言われているような気分である。新しい思いっきり飛び込んだ気がした。
人によっては内容量の少なさ(85ml)を嘆くかもしれないが、40代のオッサンとしてはこれで十分。ちょうどいい量である。ただ食べ終わって少し経つとまた食べたくなるから不思議。クセになる味わいだ。
とりあえず数量限定なので興味があれば早めに食べてみるべし。「もはや練乳を凍らせたようなアイス」という名にふさわしい超濃厚な練乳アイスだった。ファミマからは以上です!
参考リンク:ファミリーマート「赤城 もはや練乳を凍らせたようなアイス」
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.