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スマホ中毒者がドコモの550円プラン「irumo0.5GB」だけで3カ月生活して気になった点 / メリット・デメリット

2024年3月24日

スマホの料金安くしたい! 12月のスマホ料金を見てみたところ7000円くらいかかってた。かかりすぎじゃね? ふとそう思ったのだが、データ通信量を見てみると死ぬほど通信している。なんだ、ただのスマホ中毒か

確かに、私(中澤)は仕事の行き帰りとか常にYouTubeを見ている。歩いてる時も聞いてる。SNSも見まくるし、動画投稿もする。契約しているソフトバンクの無制限プランは明らかに適切だ。というか、これじゃないと無理。でも、安くしたいからドコモの『irumo0.5GB』プランにしてみた。

・irumo0.5GBプランとは

irumo0.5GBプランはドコモが昨年発表した新プランのうちの1つ。その基本料金は大手3社で最安の550円! ただし、通信制限までに使えるデータ量は500MB!! 30分の動画1本見たら終わりそうなデータ通信量である。

冒頭の通りのスマホ中毒者である私がこれに変えるというのは正気の沙汰ではない。携帯ショップの店員だったら1憶パーセント止めるだろう。だからこそ、行く。誰も選ばない選択肢だからこそ、そこには何かがあるかもしれないからだ。


・まず感じたこと

というわけで、1月頭くらいからirumo0.5GBにしていたわけ。サブスマホもなし。スマホ中毒者がそんな状況で生活してみて、まず感じたのは意外にも快適さであった。

もちろん、移動中にSNSを見たりメールやLINEはデータ通信量の節約のためにできなくなったのだが、なにぶん移動時間のことなので、そんなに気にならないのである。いざ、できなくなったら「別にできなくていいや」と思うようになった。

むしろ、それによって逆にデジタルデトックスされてる気分になったくらい。今どうせデータ通信できないしってことで諦めがついて色んな焦燥感から解放される。

また、私はYouTubeプレミアムに加入しているので、慣れたら気になってた動画をWiFiのある家とかでダウンロードして電車で見るようになった。結果、暇つぶしも特に問題を感じていない。あらかじめダウンロードしてた動画が切れた時、職場に早く着きたくなる程度。



・契約時に説明されるデメリットの実感

ところで、irumo0.5GBプランのデメリットとして契約時に説明されるのが、「4G回線しか使えない」という点と「混みあったら最初に制限がかかる」という点。これについてはどうかと言うと……

正直、全然気にならない。なぜなら、基本WiFi外でデータ通信しないから。逆に、この3カ月で外でデータ通信をした機会を挙げるとGoogleMapがある。方向音痴なので店の位置が分からない時は止むを得ず使うことがあった。


・GoogleMapは使ってたが

ただ、取材で使うGoogleMapレベルなら、通信量はオーバーしなかったことを追記しておきたい。3カ月使った現在のところ制限がかかったことはないのが答えではないかと思う。

で、実際の料金の明細はどうなったのかと言うと、1月の利用料金こそ、契約事務手数料3500円が加算されるので合計4044円になったが、2月は794円に。スマホの支払いが10分の1くらいになった。



・気になった点

しかし、3月の料金は3月18日時点で2461円になっている。なぜ、こうなるのかと言うと通話料だ。irumoは無料通話オプションが有料(5分通話無料オプションで税込880円)で、オプションをつけない場合、最初から30秒22円(税込)の通話料がかかるのである

3月は引っ越しの関係で各所に電話することが多かったため、今の時点で結構いってしまっている。3月の料金はahamoの20GB(基本料金税込2970円)に迫る勢いを見せていた。なお、ahamoには国内通話5分無料もついているので、結果同じような額になるならAhamoの方がお得と言えるだろう


3月はイレギュラーがあったことを考えると、変更するか悩んでいるところ。普段こんなに電話せんからな。とは言え、取材の電話もあるかあ。

気になった点と言えば、そこが気になった点。というわけで、irumo0.5GBで3カ月生活した印象としては、月額は確かに安くなる。ただし、電話の発信は要注意という感じであった。

月額料金が安いというのはありがたい反面、それだけで警戒心が芽生えるものでもあると思う。なので、私の3カ月の実感がirumo0.5GBについて迷っている人のリアルな参考になれば幸いだ。

執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.

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