いきなりこんなことをお伝えするのもどうかと思うが、私は「てりやきマック」が好きではない。もちろん口には入れられるが「全然美味しいと思わない」と正直に告白しておく。
2024年3月6日、マクドナルドから「てりたまシリーズ」が発売開始となった。今ほど「てりやきマックが好きではない」と申し上げたばかりだが「てりたま」になると美味しく感じるから味覚とは不思議なのもである。
・春の定番メニュー
マクドナルドの春の風物詩、てりたまシリーズ。例年この時期になると何種類かのてりたまが発売されるが、今年の目玉は『のり塩じゃがバターベーコンてりたま』のようだ。
その他にも「てりたま」「チーズてりたま」が発売されているが、完全新作は『のり塩じゃがバターベーコンてりたま』だけ。単品価格は490円~で、都心価格は540円であった。
・てりやきマックが好きじゃない理由
さて、私が「てりやきマック」を好まない理由は、ズバリ「タレの味が強すぎるから」である。どの商品も味が濃いマックだが、てりやきソースの主張の強さは異常! タレだけ食べている感覚に陥ってしまう。
過去の何十年間、私が「てりやきマック」を食べた回数は、せいぜい3回ほど。てりやきバーガーに関しては「生涯モス派」と宣言したい。いや、本当たれの味が強すぎるんだよ。
ところがどっこい「てりやきマック」が「てりたま」になると、むしろ美味しく感じるのは何故なのか? 『のり塩じゃがバターベーコンてりたま』も文句なしでウマかった。
・てりたまだとウマい(笑)
理由はおそらく、通常のてりやきマックにはない「のり塩じゃが」と「タマゴ」で、たれの味が中和されているため。普段は強すぎるタレが、いい感じにマイルドになっているのである。
特にタマゴの効果は絶大で、悔しいが「春の風物詩だけある」と思わずにはいられない。秋の「月見バーガー」があまりにも有名なマックだが、春のてりたまもポテンシャルは相当高めだ。
ただ「のり塩じゃが」の、特に “のり” についてはイマイチよくわからなかった。マッシュポテトがクリーミーな口当たりとマイルドさを演出していたが、それだけで十分なのだろう。
またベーコンの香りが強めで、てりやきソースの主張の強さを上手く分散していた。てりやきマックにただ具材を追加しただけではなく、おそらくかなり計算されてる……と感じた次第だ。
「マクドナルドではてりやきマック一択」という方が意外と多いのは知っているが、一方で私のように「マックでてりやきは無い」という方もまあまあ多い。
そんな人でも『のり塩じゃがバターベーコンてりたま』及びに「てりたま」ならば、美味しく召し上がれるハズ。というか、余裕でウマいから悔しい! 以上、アンチてりやきマック派がお伝えしました。
参考リンク:マクドナルド
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
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