ロケットニュース24

群馬県民が激推しする「登利平」は鳥めし弁当もソースかつ弁当も超ウマい / はじめてお店に行ったら地元民の頼み方が勉強になった

2024年1月21日

群馬県民におすすめの地元グルメを尋ねたところ “トリヘイ” という答えが返ってきた。県民なら誰もが知るソウルフードらしい。「登利平」と書くそうで、いわゆる埼玉県民にとっての「山田うどん」、静岡県民にとっての「さわやか」のような存在だという。

そんな登利平の人気メニューは「鳥めし弁当」や「ソースかつ弁当」だそうだ。弁当だと……? なんならケンミンショーで取り上げられたほどメジャーらしく、会社や親戚の集まりなどがある時は「登利平の鳥めし弁当」が鉄板らしい。って、マジかよ知らなかった。

・登利平

公式サイトによると、登利平は群馬県前橋市で昭和28年(1953年)に創業。その当時の「たれ」はたれ壺の中で半世紀以上生き続け、今も “登利平の味” として受け継がれているとのことだ。つまり群馬県民が故郷を思い出す味は「登利平のタレの味」だと思われる。

ちなみに現在(2024年1月)は、群馬県に27店舗、埼玉県に4店舗、栃木県に1店舗を展開している。んで、注意が必要なのは「店内で食べることができるお店」と「テイクアウト専門店」があるということ。



・地元の方の利用方法

何も知らずに、たまたま見つけた登利平に入ったらテイクアウト専門店だった。なんならテイクアウト専門店の方が多いらしい。もっと言うと、地元の方は事前に弁当を予約をしておいて「店舗では受け取るだけ」という流れが主流のようだった。

注文したのは、知人にプッシュされた「鳥めし弁当(竹)780円」と「特選鳥ソースかつ弁当(980円)」。店内で出来上がりを待っている間も、地元民と思われる方が次々とやってきて予約注文した弁当を受け取っていく。さすがプロ、やり取りが非常にスマートだ。

出来立ての弁当を受け取ったのは約10分後。店内で食べるつもりだったが、先に述べたように持ち帰り専門だったため、あたたかいうちに近所の公園で食べることにした。



・鳥めし弁当

まずは「上州御用 鳥めし弁当」。登利平の看板弁当でフタを開けたら……例のタレが染み込んだ鳥ムネ肉がびっしり敷き詰められていた。さすが大定番。 “群馬の味” を存分に味わえる弁当なのだろう。この茶色こそが群馬そのものなのだ。

しっとりと焼かれた鳥ムネ肉は薄くカットされている。甘辛い醤油タレはご飯にも染み込んでいて一口一口がしみじみ美味しい。派手さはないが、こういう懐かしい味こそがじんわり心を満たしてくれるのだろう。癒される味だった。



・ソースかつ弁当

一方で、よりパンチを求めるなら「特選鳥ソースかつ弁当」がいいかもしれない。熱々揚げたてのジューシーなチキンカツにちょい辛めのソース。なるほど、こっちはガツガツ系か。ご飯が止まらなくなる。とくに思い入れがないならソースかつ弁当を選ぶのもアリ。

どちらの弁当もちょうどいいボリューム。見た目も味も完成されている。また群馬に行く機会があれば、登利平の弁当を頼みたい。聞くところによると、高崎駅でも売っているようだ。新幹線のお供にいいかもね。旅情をかきたてるパッケージが待っている。機会があればぜひ!


参考リンク:登利平
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.
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