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新橋限定の「駅弁缶」発見! もしかして缶の中に駅弁は詰まっているのか? たしかめてみた!

2023年10月4日

旅のお供といえば、駅弁である。全国各地のご当地の食材や料理を生かした弁当は、美味しいだけでなく旅情をくすぐられるものがある。そんな駅弁の缶詰が存在した。

東京・新橋駅のエキナカの缶詰専門店「カンダフル」で「駅弁缶」なる商品を発見! 缶の中には弁当が詰まっているのか? 気になったので購入してみた。

・駅弁缶だと!?

この缶詰は2022年10月14日の「鉄道開業150周年」を記念して製造されたものだ。その起点になった新橋限定で販売されているものである。


缶には「新橋限定」という文字とともに、側面にSLのイラストが描かれている。


味は「名古屋コーチン 鶏めし」「但馬牛 牛めし」の2種類。それぞれ1缶税込899円、2缶セット(各1種ずつ)は税込1799円で販売している。



この小さな缶詰の中に弁当が詰まっていたら激アツなんだが……。さすがにおかずまでは入っていないかな? とにかく開けてみると……。


鶏めしはこんな感じ。やっぱりおかずは入っていないよね。それでも、鶏肉がゴロゴロ入っているのは、なかなか視覚インパクトが大きい。


甘く炊いたご飯と鶏肉の相性はとても良い。カツオと昆布のエキスで、旨味のある素朴な味わいである。


一方の牛めしは但馬牛の細切れをしっかり詰め込んでおり、贅沢さを演出している。


こちらは本みりん・醤油もろみ・清酒などを使っており、本格的な味に仕上がっている



いずれも派手さはなく、むしろ古めかしささえ感じられる。もしかしたら、鉄道開業当初に販売されていた駅弁はこんな味だったのかも。おかずがふんだんに盛られた、きらびやかな駅弁も悪くない。だが、駅弁缶を味わいながら、蒸気を立てて走るSLに思いを馳せるのも一興

鉄道がこの先も多くの人の足となり、夢と希望を乗せて走り続けることを願っている

参考リンク:みんなの缶詰新聞
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
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