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【天才か】24時間営業の「マグロ無人販売機」を発見 → その横に設置してあった自販機の中身に納得しかなかった話

2023年9月22日

先日の夜中……といっても8時か9時くらいだが、自転車を走らせていると、遠くの方に妙に明るい場所が見えて何だか気になった。

蛾(が)ってこういう気持ちなんだろうなぁ……と思いつつ近寄ってみると、そこにあったのは自動販売機だ。それもただの自販機ではない。中身はなんと……

・マグロ!

そう、マグロの刺身やネギトロ、たたきや生餃子などが売られていたのである。いやこんな時間に誰が買うねん! と叫びかけるも、眺めていたら完全にマグロの口になってきたので試しに買ってみることに。


こちらの自販機は、マグロの解体ショーなど行う「鮪匠(まぐろのたくみ)」が設置したものだそうで、“マグロはえ縄漁法” という日本の伝統漁法で漁獲したマグロを、市場を通さず船元から直接販売しているんだとか。



『天然マグロのトロ入り切り落し』は税込1100円。まあまあのお値段だ。さっそくポチってみると……


なるほど、冷凍である。


獲れたマグロは船上で活締めし、マイナス60度の急速冷凍で品質管理しているという。帰宅したら真空パックのまま大量の氷水につけ、1.5~2時間ほど放置。


すでに時刻は深夜0時を回っているが、今ここにマグロ祭りの開催を宣言したい。



・深夜のマグロパーティー

入っているマグロはメバチ・キハダ・びんちょうの3種類。思ったよりも多い。多少筋っぽいところもあるが、いい色である。醬油をちょいと付けて食べてみると……


すごい! 解凍したのにまったく生臭くない!! とは言わない。言わないけど……おお、さすがにウマいな。味が濃いというか、スーパーで売ってる柵のマグロとは、クオリティーがちょっと違う気がする。


私はこのマグロを冷蔵庫に入っていた缶ビールと一緒にいただいたのだが……うむ、無性に白いご飯が食べたくなってきた。たまに酢飯じゃない白米と刺身は合わないという人がいるが、いやいや、これは白飯で追いかけたくなるマグロだぞ。


その時、私は思い出したのである。マグロ自販機の横に設置してあった、もう一つの自販機の存在を。

マグロにばかり気を取られていたが、今となっては、そこで売られていた商品に納得するしかない。もうお分かりだろう。そう……


米である。


というより、むしろ米の自販機の横に、後からこのマグロ自販機を設置したという方が正しいのだろう。いずれにせよ、抗いがたい魅力に溢れた一角であった。自転車じゃなくて車だったら、たぶんセットで買っていた気がする。

・今回ご紹介した自動販売機の詳細データ

自販機名 船直まぐろ「鮪匠いちばん船」日野南平店
住所 東京都日野市南平4-45-3
時間 24時間

参考リンク:鮪匠いちばん船
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.

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