ロケットニュース24

都内から絶滅した俺たちの「東京チカラめし」が新商品を引っさげて瞬間復活しているぞ! このメニューは全店で提供すべきだ!

2023年5月31日

東京チカラめしが東京からなくなったのが、2022年8月末のことである。あれから約10カ月が過ぎているのに、現存する千葉と大阪の店舗はいまだに “東京” の名を引きずっている。もう東京にねえんだよ、チカラめしはよう……。都民の俺たちはどうすりゃいいんだ!

……と、私(佐藤)のようにイラ立ちを募らせている人に朗報! 帰ってきたぞ、アイツが帰ってきた!! 都内にチカラめしが帰って来てるんだよ! 霞が関の農林水産省の食堂で期間限定で食える! 新商品が食えるッ!! ただし、たったの10日間限定だけどね。一般利用も可能だから、この機会を逃すな!

・販売期間は限られている

チカラめしを食えるのは、農水省地下の「あふ食堂」である。なんとこの店は、チカラめしの運営元である「サンコーマーケティング」が運営受託しているそうだ。

だからチカラめしを出すことができるんだね。だったら、もうここで永久にチカラめしを出せばいいんじゃないの? そういう訳にはいかないのかねえ。大人の事情ってヤツかな。

残念ながら、販売期間は2023年5月29日~6月2日までと、6月19日~23日までの合計10日間に限られている。この期間を絶対に逃さないで頂きたい。


昨年末にこのお店を1度利用しているので、私は農水省の入り方を心得ている。入り口で「食堂を利用したいんですけど」と伝えると、受付で氏名と連絡先の記載、および身分証の提示を求められる。それに素直に従うと、入館証を手渡されるので入り口でピッ! とやってゲートを通過する。


地下に降りると食堂にたどり着く。ちなみに利用は12時前をオススメする。というのは、昼になると職員の皆さんがダーッ! となだれ込んできて混み合うので、なるべく昼前、もしくは13時以降の利用がいいだろう


券売機を見ると、週替丼のところにあの懐かしいロゴマークが!


「元祖焼き牛丼 東京チカラめし」、普通盛りが税込800円、大盛りは+100円。選べる小鉢1個と汁物付きだ。


こちらが久々に見るチカラめしです。チカラめしじゃねえか!! 久しぶりやなあ、元気してたか?


お前さんが都内を離れている間に、郊外ではカルビ焼肉丼の店が増えつつあるぞ。あの吉野家も焼肉丼の店「かるびのとりこ」を出店したんだよ。あの吉野家が牛肉を焼いて丼に乗っけちゃってるんだぞ。ひょっとすると、チカラめしの存在も多少は影響したのかもなあ。

それにしてもウマそうやなあ。そういえば、チカラめしにもチーズを乗っけたメニューがあったよね。これはチーズではなく、 “チーズフォンデュ” ソースが乗っている。


これこれ! このスライス肉こそがチカラめしだ。コショウたっぷりでちょっとカリカリに焼いた感じの肉がいいんだよね。なつかしい~!


上物の肉は以前と変わらず、慣れ親しんだ味だ。注目すべきは肉の下、チーズフォンデュソースが侮れない美味しさだった。


牛乳とチーズをたっぷり使用しており濃厚でクリーミー。なおかつ隠し味にかつお節をご飯に混ぜこんでいて、旨味がしっかりとしている。和出汁とミルクってめちゃくちゃ合うんですよね。

奥深いコクと滋味深い出汁の組み合わせは、ひと口でクセになる味だ。肉ともしっかりマッチしていて、繰り返し食べたくなるウマさである。


このメニューは、あふ食堂が「牛乳でスマイルプロジェクト」に参画していることから開発されたという。プロジェクトは農水省と「一般社団法人Jミルク」が牛乳の消費拡大を目指して、2022年6月にスタートしたものだ。メニュー開発には管理栄養士も加わって、美味しさと健康面のバランスを考慮し、牛乳が苦手な人でも食べられるように工夫しているとのこと。


このメニュー、本当に美味しいから全店で提供して欲しい!


あ! そういえば、都内にはもう店がなかった……。全店で提供しても、千葉か大阪に行かんと食えんやないかい。都内に再出店してくれ~! 東京チカラめし、カムバックプリーズ!


・今回訪問した店舗の情報

店名 あふ食堂
住所 東京都千代田区霞が関1-2-1 農林水産省本館B1F
時間 11:00~14:00
定休日 土日祝(閉庁日は休み)

参考リンク:PRTIMES東京チカラめし
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

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