太陽が好きだ。太陽を浴びるのが好きだ。太陽は元気の源であり、日向があれば率先して太陽を浴びにいく……という生活を送ってきたからか、そこそこ顔にシミが目立つようになってしまった43歳のオッサンです。
よって、だいぶ前から「シミ取りしたいな……」と思っていたのだが、電車内で『大きさ問わず10個までシミ取り2万6000円』的な広告を発見! さっそく行ってみたところ、いろいろ思うことがあったのでまとめておく。
【シミ取りレーザー治療やってわかった31のこと】
1:カウセリング開始0.1秒で「10個以上シミありますね」と無慈悲な通告を受ける。
2:結局、「シミ取り放題6万3000円」のピコスポットってやつになる。
3:私が行ったのは某美容外科だったが、意外と男性のお客さんも多い。
4:シミ取り施術前、必須となるオクスリの説明のほか、オプション的なオクスリの説明(セールス)もあるのだが、けっこう押しが強くてビビる。
5:あとから聞いた話だが、そんな押しの強いセールスなんて物ともせず、施術のみ(必要最低限の出費)で乗り切る人も大勢いるらしい。つ、強い……。
6:オプション的なオクスリは病院で買うのではなく、自分で調べて格安な個人輸入で手に入れたり、皮膚科に通院して近いオクスリを処方してもらう人も多いらしい。
7:肝心のシミ取りレーザー治療(ピコスポット)は、痛すぎて泣きそうになる。というか、痛すぎて涙が出てきた。
8:施術後の顔の状態は、なかなかにひどい。まるで、志村けんや松本人志がコントの中でおばあさんに扮する時にする「しみメイク」のよう。
9:人にもよると思うが、施術後3〜4日は痛々しい感じに見えるので、スケジュールを考えて施術したほうがよい。
10:ステロイドみたいな成分が入った軟膏を患部に2週間は塗るようにと病院に言われる。
11:そのことを個人ブログで報告すると、「あまり塗らないほうが良い」とアドバイスしてくれる人が現れて混乱する。
12:上記に同じく、「むしろ軟膏を塗るのをやめたらシミが薄くなった」との報告も入り、何を信じたら良いのかわからなくなる。
13:とりあえず病院に言われるがまま軟膏を塗り続けたら、6日くらいでほぼシミ(かさぶた?)が消えて狂喜乱舞。
14:こうなると、がぜん「紫外線」を気にするようになる。なんならもう二度と太陽は浴びまい……と思ったりも。
15:とにかく病院にも「紫外線対策はしっかりと」と何度も言われていたので、薬局で人生初の「日焼け止めクリーム」を買う。
16:薬局、こんなにも「日焼け止め(紫外線予防)」のオクスリがあったのか……とビビる。また、種類がありすぎてどれを買ったら良いのかわからなくなる。
17:病院のオプション的なオクスリだったが、「飲む紫外線予防」という摩訶不思議なオクスリがあることを知る。
18:「目からも紫外線は入る」との情報から、UVグラスや、サングラスをかけるようになる。なんなら新調しまくったりもする。
19:とにかくシミを復活させたくないので、今年の夏はどんなに暑くても長袖で過ごそうかな……なんて思うようになったりもする。
20:なんなら今年の夏は日傘マンになろうかな……なんて思うようにもなる。
21:意外とみんな(特に女性)、なにげにシミ取り経験者だったりする。い、いつのまに……と驚くレベルで。
22:そして、経験者のみんなは、シミ取りについて詳しすぎる。また、全員、それぞれの「シミ取り道」というか、スタイルがあるもよう。
23:大手の美容外科よりも、街の皮膚科でやってもらうほうが安いとの情報もあり。
24:施術後10日くらいで、なんかうっすらとシミが戻ってきた感があり、泣きそうになる。
25:一方、「一度シミが戻ってきても、放っておけばかならず消えるから焦るな」との助言をしてくれる人(経験者)も現れる。
26:施術後3週間くらいで本格的にシミが戻ってきた感。そして感じる絶望感。
27:これがまさに「戻りシミ(戻りジミ)」と呼ばれる現象であることを知る。戻ってくんなや!
28:戻りシミについて調べると、「半年〜1年くらいしたら消えるから安心しろ」との情報が書いてあり少し安堵。
29:過去にシミ取りをやったが、一度戻ってきてそのままになったという失敗組がいることも知り不安になる。
30:シミ取り経験者のパイセンたちが自らの体験をもとに投稿する「オクスリ等のシミ取りにまつわる投稿」は「保存」するうえ、拡大してオクスリ名をメモったりも。
31:いずれにしても、けっこうシミ取りって長期戦なんだな……と知る。
──とにもかくにも、これから始まる太陽の季節を「ノー紫外線」で乗り越えられるかがキモとなりそう。
日傘はやりすぎだとしても、帽子くらいは買っておいた方が良いのかな……。引き続きがんばります。
執筆:GO羽鳥
Photo:RocketNews24