チョコモナカジャンボが50周年でリニューアルされたらしい。それに伴い、「JUMBO SMILE」と題された特設サイトもオープン。「みんなが笑顔になれるアイス」を掲げ、リニューアルポイントなどを伝えている。
サイトによると、チョコの壁が実装され、これによりモナカ皮のパリパリ食感を追求したのだとか。苦節5年というからなかなかである。これを見てチョコの壁が気になったので、リニューアル商品流通前に、旧チョコモナカジャンボを買っておいた。2023年3月15日、コンビニで新チョコモナカジャンボを発見したので食べ比べてみよう。
・160円に値上げ
それにしても、久しぶりにチョコモナカジャンボを買ったら160円に値上げされていた。どうやら、3月1日出荷分から10円上がっていた模様。調べたら昨年12月に森永から値上げのリリースが出ていた。
このリリースの内容は、3月1日出荷分から93品の価格改定を行い、3月7日から5品の内容量変更を行うとするものである。昨年の今頃は140円だったことを考えると、物価の上昇を感じずにはいられない。チョコモナカジャンボで感じる日本経済。
・目の錯覚か?
そんなチョコモナカジャンボ指数はリニューアルとは関係ないので置いておいて、やっぱり気になるのは中身と味である。リリース画像を見ると両壁に分厚いチョコの壁が張り付いているように見えるので、チョコ味もアップしてたりするかもしれない。そこでまずは並べてみた。
ふむ、小さい四角が並ぶモナカ皮のデザインも同じだし、見た目は変わっていない……ん?
いや、気のせいだろうか……?
心なしか新チョコモナカジャンボの方が小さくない?
多分、気のせいだとは思う。私(中澤)は大学の時、芸術学科で空間デザインを習っていたので、どちらの図形が大きいかの目の錯覚クイズみたいなのをいっぱいやらされたが、人間の目のサイズ認識なんて曖昧なものなのだ。
・測ってみた
前述の値上げリリースの内容量変更の項目にも冷菓はないしな。しかし、念のため、サイズを定規で計ってみた。まず、旧チョコモナカジャンボは縦14.3cm、横7.2cm。
続いて新チョコモナカジャンボを計ってみた。まあ、9割方目の錯覚でしょ。と思いきや……ホゲェェェェエエエエ!
縦13.9cm、横7cm!! 目の錯覚じゃないだと……!? そんなバカな! 普通に値上げした上、ステルス値上げもしていると言うのか? あまりの動揺に重さも計ってみたところ……
1グラム軽くなってるゥゥゥウウウ!
個体差とか誤差もあるかもと思って、念には念を入れて、もう1つ新チョコモナカジャンボを買って測ってみたら、ぴったり縦13.9cm、横7cm。う~む、これは……。
・確かにパリパリではある
ちなみに、食べてみてもチョコ味がアップしているとかそういう感じはしなかった。切り口を見てみても変化はよく分からないが、もの凄くよく見ると確かに、両端のチョコが厚くなってるようななってないような。素人である私に分かるのは確かにモナカ皮の食感はパリパリしているということくらいである。
・経済の味がした
もはやチョコの壁とかどうでもよくなってしまったサイズ変更疑惑。ワンチャン、旧チョコモナカジャンボが冷凍保存しているうちに膨張したという線はあるかもしれない。そういった変化が起こりえるかどうかは置いておくとして。
したがって、これはあくまで疑惑なのだが、今回の比較で最も衝撃を受けた差だったため正直にお伝えした。まあ、言っても縦4mm横2mm。新チョコモナカジャンボだけだったら気づかないほど細かい差なわけだが、そのリニューアルには経済の味がしたのであった。
参考リンク:森永製菓商品「価格改定ならびに内容量変更のお知らせ(PDF)」JUMBO SMILE PROJECT
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.