2023年3月1日から全国のコメダ珈琲店にてシロノワールとクロネージュの新作の販売が始まった。「小倉ノワール ゆずなごみ」と「小倉ネージュ ゆずなごみ」だ。
新作の特徴は、コメダ特製の小倉あんと柚子ソースなもよう。さっそく食べてみることに。
・値段
公式HPによると、「小倉ノワール ゆずなごみ」はノーマルサイズが税込み780円~840円。ミニサイズが税込み580円~640円。
そして「小倉ネージュ ゆずなごみ」が税込み680円~740円。一部店舗では価格が異なったり、取り扱いが無い場合もあるもよう。
両方オーダーし、届いたのがこちら。
・小倉ノワール
まずは「小倉ノワール ゆずなごみ」から。
土台はいつものデニッシュパン。ソフトクリームも普段と同じものだが、本商品では上から柚子ソースがかけられている。高知県産の柚子を使用しているのだそう。全体に散りばめられている緑色のものは、抹茶のフィアンティーヌ。
断面をチェックすると、そこにはコメダ特製の小倉あんが仕込まれていた。
開くとこんな感じ。たっぷりと塗られている。
食べてみると、最速で仕掛けてくるのは柚子の香りと酸味。続いてソフトクリームと小倉あんの甘さがやってくる。
全体的に酸味と甘さの相性が非常に良く、ノーマルサイズも飽きることなく余裕で食べきれる。
派手さのある風味ではないが、甘さと酸味を高いバランスの良さで実装したことにより、落ち着きを感じさせる王道的な美味しさを実現できているように感じる。
・小倉ネージュ
続いては「小倉ネージュ ゆずなごみ」。
こちらもトッピング類は全て「小倉ノワール ゆずなごみ」と同じ。しかしこちら、外見からは小倉あんが仕込まれている場所がわからない。生地にも切れ目は入っていない。
4当分にされている生地の1つを動かしてみると、ココアバウムクーヘン中心の穴の中、ソフトクリームの直下に小倉あんが仕込まれていることが判明。
食べてみると、こちらは小倉あんの甘さがトップに来ているように感じた。バウムクーヘンの穴を埋めるように、餡子が塊でドカッと入っており、そこそこな総量があるからかもしれない。つまり物量。
続いて感じられるのがココアバウムクーヘンとソフトクリームの甘さ。柚子の酸味は控えめ。香りもフワッと香る程度になっている。全体的な味のバランスとしては、甘さが圧倒的に優勢だ。
「小倉ノワール」は酸味と甘味のバランスが良く、落ち着いた味わいだった。それに対し「小倉ネージュ」は甘さがメインで、柚子の酸味と香りは添える程度といったところ。
甘い物が食べたい気分の強さでどちらにするか選ぶと良さそうだ。がっつり甘味な気分なら「小倉ネージュ」。そこまでじゃないなら「小倉ノワール」といった具合で。
それぞれ味わいは異なるが、完成度は高めに感じた。ぜひ最寄りのコメダで食べてみてくれ。公式HPによると、どちらも2023年4月中旬頃までの販売を予定しているそうだ。
参考リンク:コメダ珈琲店
執筆:江川資具
Photo:RocketNews24.