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【悲報】セブンの中華フェアの麻婆がバチクソにキてる事に気付くも周回遅れ / この麻婆がコンビニで食えるのは強い

2023年2月20日

クソッ! 我が2023年中の人生最大(2月20日時点)のミステイク! もっとセブンのフェアを重視しておくべきだった……!!

2023年2月27日まで開催予定の「食の祭典 中華フェア」の話である。セブンはいつも何かのフェアを実施している感があるため、特に注視していなかったのだ。

・麻婆

手を出したきっかけは、実施中ウマ娘とのコラボ。そちらが目的でその日の昼飯をセブンで買うことにし、その一環で特に深い考えも無く「赤坂四川飯店監修 麻婆麺(648円)」を購入。

食ったところ、この麻婆がガチにキていることが発覚。オイオイ、こんな麻婆がコンビニで出てるのかよ……! この中華フェアはガチなのでは?

そう思い他の対象メニューも試したいと思ったのだが、それがフェア終了の数日前だった。それでも何とか食えるだけ食っておくことに

しかし明らかに出遅れすぎており、夜に再び近所のセブンに向かうも残っていたのは「赤坂四川飯店監修 麻婆チャーハン(648円)」「赤坂四川飯店監修 担々麺(648円)」「南国酒家監修 海鮮塩あんかけやきそば(648円)」の3種のみだった。

・あんかけやきそば

まずは「南国酒家監修 海鮮塩あんかけやきそば(648円)」。


ぱっと見は、よくあるコンビニのあんかけヌードルと変わらない。


麺もよくある奴だと思う。


「海鮮」と名乗るために必要最低限なギリギリのラインで入っている感があるエビとイカ。


とまあ、ビジュアルからは一切特筆すべき点は見当たらない。マジで普通のコンビニクオリティなあんかけヌードル。しかし食べると違いが分かる。こいつの本体はあんかけの “あん” だ

これが妙に深みのある味わいで美味い! いろんなものから抽出したエキスを塩で整えましたというような塩梅の塩フレーバーだ! この絶妙な “あん” の味付けに、南国酒家とのコラボの効果が最大限に発揮されている気がする。


・担々麺

続いては「赤坂四川飯店監修 担々麺(648円)」。


これも、ビジュアル的には普通。


麺と具材の量はこんな感じ。やはりよくあるコンビニの担々麺と同じだと思う。


麺は可もなく不可もなし。


では微妙なのか? 否。こいつの本体はスープ! あんかけの時といい、名店コラボの本領は液状の部分で発揮されるのかもしれない。


マイルドめで、ほんのりピリッとする程度の辛さで万人向けだと思う。色んな素材のダシが出ているのだろう。うめぇんだ

お酢とか胡麻とかいろいろ入ってる。このスープ使って、スーパーで売ってるちょっとイイ感じな生麵と、ネギとか肉とか使ってちょっと豪華なヌードルを作ったら完全にきキマる。カロリー的には絶対によろしくないと思うのだが飲んでしまう。

飲んだ後にややオイリー感が漂うが、それはまあコンビニの宿命か。でも凄くこだわって仕上げたんだと思う。このお店からセブンが得たノウハウはヤバそう。それはきっと、セブンのオリジナルブランドの担々麺に還元されるのだろう。


・真骨頂は麻婆

最後は、そしてやはりこのコラボの覇者はこれだった。「赤坂四川飯店監修 麻婆チャーハン(648円)」。

全ての始まりは偶然食った「赤坂四川飯店監修 麻婆麺(648円)」。要はこのチャーハンのヌードルVerだろう。そちらは残念ながら売り切れていたのだが、はっきり言ってチャーハンVerの方がウマい

ぱっと見だとチャーハンが容器の半分までしか入っていないように見えるが


シートの下にも入っている。


このチャーハンは普通。いや、ちょっと薄めの味付けか。単体での戦闘力は低いと思う。セブンのノーマルチャーハンや、冷凍チャーハンの方がずっと美味い。

こいつの本体はこっち。この麻婆だ。麻婆麺を食って確信していたが、2度目でもその感想は変わらない。マジでこの麻婆はウマい。


まず、一切容赦のない辛さが素晴らしい。万人ウケを狙って日和った貧弱な麻婆ではない。バチバチに効いた花椒が全力で殴りかかってくる!

辛っ! となるが、その裏から光の速さでうま味が突進してくる。辛さと共に強力に自己主張する複雑で濃厚な激ウマフレーバー! これはいいぞ!!

どこまでコラボ元である赤坂四川飯店の味を再現できているのかは不明だが、これはガチだ! チャーハン単体の影の薄さも計算だったのだろう。特濃な麻婆とよくあう! うめぇぇぇえええええ!

ちょっとマニアックになって申し訳ないのだが、私は都内だと過門香という中華料理店の麻婆が一番好きだ。麻婆で有名なので知ってる人も多い店だと思う

そこの麻婆は殺意を感じる辛さではあるが、しかしうま味の濃厚さもダンチ。とにかく攻めの一手みたいな脳筋系麻婆なのだ。セブンと赤坂四川飯店によるコラボ麻婆も、系統としてはその方向だと思う。

しかしコラボ麻婆は殺意を感じるほどの辛さではない(それでも普通にコンビニで出てくるような麻婆より圧倒的に辛い)ため、脳筋系麻婆の入門にもいいかもしれない。

これがコンビニで648円だかで出るのはすごいと思う。もっと早くこのフェアに気付いていれば、たぶん毎日麻婆を食っていただろう。しかしこの記事を書いている時点でフェア終了までわずか。とりあえず今日と明日だけでもこの麻婆を堪能しようと思う。

それにしても今回のコラボ……あんかけや担々麺もウマかったし、試せなかった「南国酒家監修 フカヒレあんかけ丼(864円)」や「南国酒家監修 海老と野菜の酸辣湯麺(648円)」も食ってみたいなぁ。

(追記 2023年2月22日)当初、セブンイレブンの中華フェアは2月21日までと記載しておりましたが、2月27日までの誤りでした。訂正してお詫びいたします。

参考リンク:セブンイレブン
執筆:江川資具
Photo:RocketNews24.

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