ちょっと感動を禁じ得ない……! 何の話かというと、御徒町最強スーパー「吉池(よしいけ)」の『オリジナル生ガキ』のことである。これはウマい……いや、ガチでウマすぎる。
大の牡蠣好きで、友人には「俺が死んだら鼻に生ガキを詰めてくれ」とお願いしている私、P.K.サンジュンは「今まで食べて来たスーパーの牡蠣で断トツでウマい」と断言しよう。ハッキリ言ってこいつは “逸材” だ。
・プロ御用達
JR御徒町駅のすぐ目の前に位置するスーパー吉池。実は肉も野菜もパンも美味しいのだが、やはり有名なのはプロも買いに来ることで知られる「魚」である。マグロ・エビ・カニはあたり前、なんならドジョウまで売っているほど、魚にはめっぽう強い。
前職の職場が御徒町で、今でも御徒町のスポーツジムに通う私はそれなりの頻度で吉池を利用している。家で手巻き寿司をやるときは「吉池しか考えられない」というくらいには、吉池に染まっているつもりだ。
・でも知らなかった
だがしかし、つい先日知人から話を聞くまでは吉池の『オリジナル生ガキ』の存在は知らずにいた。確かに吉池では殻付きの生ガキも売ってはいるが、お値段もそれなりに張る。ヨダレと悔し涙を流しつつ、牡蠣をスルーせざるを得ないのが実情だ。
……が、知人によると「パックのやつだよ!」「値段もそんなに高くないよ」「たしか吉池オリジナルだった」とのこと。はて……吉池にそんな牡蠣があっただろうか? 牡蠣好きとしては絶対に確かめねばなるまい。
・一般的ではない形状
というわけで、ジム帰りに吉池へ急行! いつもの生臭いいいニオイがする店内を物色していると……あった。一般的な生食用の牡蠣とは違い、筒状のパックで販売されているオリジナルの生ガキ。価格は160グラム入りで789円だ。
パッケージには「淡水を全く加えていません」「きれいな海の三陸の幸。吉池いちおし、味そのまま」と記されていた。吉池いちおし……! 味そのまま……!! これは期待せざるを得ない。
で、購入したオリジナル生ガキをザルにあげてみると……おや? 水が一滴も出ないではないか。「淡水を全く加えていません」と書いてあったため海水でも入っているのかと思いきや、水そのものが一切入っていないようだ。
要するに吉池のオリジナル生ガキは、ミッチミチに牡蠣が詰まっただけの商品だというワケ。で、まずはそのまま食べてみると……
う、う、う、ウマいゾォォオオオオオ!!!!!
ありゃま、こりゃビックリした! めちゃんこウマい!! 何がスゴイかって水っぽさがゼロ! パックに入った一般的な生食用のカキにつきものの “水っぽさ” が皆無やないか!! うわ、これはビックリしたわ……!
・あまりにもウマい
水が入っていないせいか、牡蠣の旨味が逃げ出すことなく、濃厚かつクリーミーな牡蠣そのものの旨味が凝縮しているではないか。ほんのり塩分があるため、そのまま食べても、レモンだけかけて食べても十分にウマかった。
言うなれば、これは殻付きの生ガキをただ剥いた状態。こんなにシンプルでウマい牡蠣は滅多に無い。たぶん前世がラッコだった私は、来る日も来る日も夢中で牡蠣を食べ続けた記憶が甦ってきた……気がする。
とにもかくにも、吉池のオリジナル生ガキはとてつもなくウマいから、牡蠣大好きっ子はぜひ覚えておいて欲しい! でも俺の分は買わないで欲しい!! 真面目な話、一生買い続けたいくらい気に入ってしまいました。
参考リンク:吉池公式サイト
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.