ロケットニュース24

絶対にレンジで解凍しなければいけない「冷凍寿司」を食べてみた

2023年1月19日

いまや冷凍食品はウマいと言われる時代になった。ただ、全部が全部ウマいかと言われたらそうじゃなく、解凍という手順がマイナスに働くものだってある。つまりは冷凍との相性。代表的なものが寿司で、おそらくその味を信頼していない人はいることだろう。

しかも回転寿司がこれだけ広がっているのだ。何も冷凍食品で食べなくても……と思ってしまうのも自然な流れだが、どうしても見過ごせない冷凍寿司があったので食べてみた。なんとコレ、絶対にレンジで解凍しなければいけないらしい。

・レンチンするしかない冷凍寿司

購入したのは「助六寿司」なる商品で、広島県の株式会社ポストごはんの里が製造している。中身は海苔巻き寿司4貫といなり寿司3貫(494円)。んで、もっとも注目すべきは……

冒頭で書いたように、絶対にレンジで解凍しなければいけないことである。しかも驚くべきことに自然解凍や冷蔵庫解凍は不可! 大丈夫なのかと思ってしまうが、逆にレンチンじゃないとごはんが白くなるなど品質が劣化してしまうのだという。

てことで説明に書いてある通り、袋に数カ所の穴を開けて冷凍寿司をレンジへ。そして500Wで約3分20秒加熱したら……

はい、寿司のいっちょあがり。あとは適温まで冷ましたら食べてOKだ。見た目的には当然ながら寿司だが、はたしてレンチンでどういった味わいになっているのだろうか。まずは海苔巻き寿司の方から食べてみよう。


・実食

もう単刀直入に結論からいうと、普通に寿司である。脳汁出るほどウマいとは言えなかったもののちゃんとした寿司。レンチンしても合う寿司を選んだ背景はある……と思われるが、特に違和感なく食べられたのが率直な感想だ。

続いていなり寿司。どちらかといえばこちらの方がウマかったが、個人的に「おっ」と思ったのがシャリであった。なぜならば……

箸で持ってもシャリが崩れることは一切なし。このあたり、レンチンだからシャリがポロポロッと落ちるかもなと思っていたこともあって、きちんとレンチン後まで計算して作られているのが伝わってきた。近年の冷凍技術はスゴいものがあるし、時代はもう変わったのかもしれないなぁ〜。


・寿司好きにはいいかも

──と、特にツッコミどころもなければ美味しさで何かを語ることもできなかったワケだが、なんだか寿司の可能性が広がりそうな気はした。もしかしたら近い将来、冷凍でもウマい寿司が食べられる時代が来たりする!?

あとは1貫あたり70円をどう捉えるか。外に出るのは面倒だったり、真夜中に寿司が食べたくなった人あたりに需要があるのかもしれない。それくらいいつも寿司のことを考えている人はぜひ一度試してみてほしい。

執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.
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