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どこの「肉の日」フェアがコスパ最強なのか知りたい : 伝説のすた丼屋編

2022年11月14日

毎月29日前後になると、多くの飲食チェーン店が「肉の日」専用のメニューを販売したり、期間限定で割引きなどを実施する。誰が最初に始めたのかは知らないが、昨今では企業の垣根を越えて定番化していると思う。

そこでふと思ったのだ。それらの「肉の日」限定キャンペーンで純粋に肉の量だけに注目した場合、コスパが最強なのはどこなのだろう……と。

・肉

あまりにもバカバカしい疑問だと思うが、気になった以上は調べてみたい。しかし「肉の日」限定のキャンペーンというのは、最短だと29日のみ。長くても29日とその前後数日程度。

たとえ大手だけに絞っても、1日で全てを調べるのはハードルが高い。令和の世は私のような低級庶民に対し、肉のことだけを考えて月末を過ごすことなど到底許してくれない。

ということで、1店ずつ回れるところから順番に調べていくことに。今回はその記念すべき最初の1回だ。選んだのは「伝説のすた丼屋」。


・レギュレーション

先に進む前に、まずはルールを決めておこう。知りたいのは肉コスパが最強なチェーン店。問題はここで言う “コスパ” をどう定義づけるかだ。

普通に考えて体積を算出するのは困難。ここは手軽に全体に対する肉の重量の割合に注目しよう。

まずは肉だけを抽出して重さを量り、肉が全体の何%を占めるのかを算出するのだ。その割合から、肉1gあたり何円なのかを導き出し、その数字が最も低いチェーンの優勝としたい。あと、小数点第2以下切り捨てで。

もう1つ重要なのが、どうやって買うメニューを決めるかだ。多くの店で対象メニューが複数存在している。なかなか難しい問題だが、これは「肉の日」告知のHPやポスター等で、そのチェーンが最も推していそうなものにしようと思う。

特にこれというイチオシメニューが無さそうなら、その時は店の看板メニューでいこう。これなら、少なくとも店に対してはフェアだと思う。


・増量

ということで買ってきたのがこちら。税込み680円の「すた丼」だ。テイクアウトは690円だが、10円は容器の分。計算は680円で行くのが妥当だろう。


ちなみに「伝説のすた丼屋」の「肉の日」キャンペーンは、通常より肉が1.5倍に増える。しかしお値段は通常のままなのが売り。


対象メニューが多く、特に何がイチオシというわけでも無さそうなので、看板メニューの「すた丼」をチョイスした。

まずはここから肉だけ取り分けて、皿(175g)ごと重さをチェック。皿込みで299gなので、肉の重さは124gだと判明!


次に肉を戻し、卵も含めた全体の重さを量ると、624gとのこと。


テイクアウト用の容器の重さは10gなので、「肉の日」仕様の「すた丼」の、容器を除いた全体の重さは614g


以上から、肉の量が全体の20.19%であることが判明した。思っていたより少ない気がするが、先に進もう。

税込み680円の20.19%は137.29円。これを “124gの肉の値段が137.29円である” と解釈。このルール下で導き出される肉1gの値段は……


_人人人人_
> 1.1円 <
 ̄Y^Y^Y^ ̄


今のところ、これが「肉の日」業界の中で高いのか安いのかは不明だ。いずれ来る「肉の日」に別チェーンの商品の肉コスパを算出し、「すた丼」の数値と比較して初めて真価が問われるのだ。さて、次はどこをチェックしに行こうかな。

参考リンク:伝説のすた丼屋
執筆:江川資具
Photo:RocketNews24.

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