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【全部見る】2022年秋アニメ新作30本以上を見て、1話の直感だけで選ぶおすすめアニメ7選

2022年10月20日

降り続いた雨で気温はすっかり秋模様。天気を理由に家でゴロゴロしていたら、うっかり秋アニメの新作を30本以上見てしまった

というわけで、1話時点で個人的にキテるアニメを発表させていただきたい。毎度のことではあるが、新作限定で話題性は一切関係なし。忖度なしで私(中澤)が勝手に「良いな」と思ったものである。

・羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ) ぼくが選ぶ未来

以前の記事でご紹介した『羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来』だが、新作30本以上見ても、やっぱりNo.1であることは変わらなかった。ジブリ的なストライクゾーンの広さを持ちながら、エッジーなアクションがまず素晴らしく、これから物語がどう展開するのかが気になる。中国ネットの深さを感じる1話であった。


・チェンソーマン

一方で、エッジーさでは今期日本の誇りとも言えるのが鳴り物入りの『チェンソーマン』。言わずと知れた少年ジャンプのヒット作だけあって、作画などのクオリティーは非常に高かった。

個人的には、1話単体の感動はそこまでではない気もしたが、思い返せば、鬼滅の刃も呪術廻戦も1話で同じことを感じた気がする。それを踏まえて見るとまだ上を余しているし、言葉を選ばずに言うなら金がかかっているオーラはびんびん感じるので、これからのポテンシャルに期待できる1話だったと言えるだろう。


・不徳のギルド

実を言うと、私はお色気が売りの地上波アニメが割と苦手だ。結構な勢いで1話ギリする。お色気があるってだけで他に何もないような作品が多いからだ。だが、そんな私でも楽しめたのが『不徳のギルド』

スライムにヒロインが襲われまくる描写が頻出するので、いつものお色気アニメかと思いきや、質は普通に高い。コミカルさの演出の1つとしてお色気が使われている感じなので、むしろハイブリッドだ。先が気になるというより、アホみたいな抜け感が思考を停止させてくれる。週中の息抜きになりそうな予感を感じた1話であった。


──頭1つ抜けてキテたのは上記の3つ。それぞれが別の山の頂上なので、これは結構同じ意見になる人も多いのではないかと思う。しかし、ここから4つはどうかな? どんどん行こう。個人的にこれに続いたのは以下の4作品。

・うちの師匠はしっぽがない

タヌキが落語をするという時点で個人的にはなんか癒される。『有頂天家族』みたいなものだ。それでいて、落語家に弟子入りする話なので、成長による感動がありそう。10話くらいで泣かせてくれること期待


・4人はそれぞれウソをつく

それぞれのキャラが設定からボケてくるところに、どことなく『キルミーベイベー』を感じる。ゆえに、フルスイングであり、その絶妙な頭の悪さがクセになる。難民が出そうな1話であった。


・ぼっち・ざ・ろっく!

実は私はギタリストなのだが、『ぼっち・ざ・ろっく!』で描かれているギタリスト観はかなりリアルだった。まさにギタリストあるある……! アニメの主人公フィルターがかかるシーンもあるけれど、ギタリスト的には他のバンドものより共感度は高く、あまりなかった作品と言えるかもしれない。


・Do It Yourself!! -どぅー・いっと・ゆあせるふ-

今期でほのぼのした空気感を味わいたいなら『Do It Yourself!! -どぅー・いっと・ゆあせるふ-』が良い。右を見ても左を見ても息苦しくなるようなニュースばかりの昨今、必要なのは本作の主人公・せるふの笑顔な気がする。少なくとも私はそうだった。


──以上。こうしてまとめてみると、今期はゆるい作品が強いような気がするが、これも時代か。まあ、かく言う私も、20時現在、まだ職場に居残って記事を書いているくらいだからなあ。そろそろ帰って『ぼっち・ざ・ろっく!』2話を見ようっと。

執筆:中澤星児
画像:(C) Beijing HMCH Anime Co.,Ltd、© 藤本タツキ/集英社・MAPPA、©橿原まどか・講談社/製作委員会はウソをつく、©はまじあき/芳文社・アニプレックス

▼「羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ)ぼくが選ぶ未来」日本語吹替版冒頭シーン

▼『チェンソーマン』本予告

▼TVアニメ『不徳のギルド』PV

▼TVアニメ「うちの師匠はしっぽがない」PV第3弾

▼TVアニメ「4人はそれぞれウソをつく」本PV

▼【第1弾PV】「ぼっち・ざ・ろっく!」

▼「Do It Yourself!! -どぅー・いっと・ゆあせるふ-」PV -よこくへん②-

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