毎年、ハーゲンダッツの芋アイスを楽しみにしている。ハーゲンに限ってハズレだなんてあるはずもなく、いずれの年もそれはそれは美味しい。
……がしかし! 2022年9月13日発売の『甘熟 紅はるか』は、それまでのものと一線を画している。正直、頭ふたつみっつ抜けて、歴代ダントツにウマ過ぎてヤバい。
・めちゃめちゃシンプルな見た目
ここ数年のハーゲンダッツの芋アイスの中では、2020年の『蜜いも』が特に気に入っていた。紅はるかを使った蜜ソースと粗粒紅はるか効果で、焼き芋のホクホク感が演出されてて美味しかったんだよなあ。
もちろん、それ以前以後に出た芋アイスも美味しかった。故に秋に食べるアイスはハーゲンダッツ一択になりがちな、この頃である。
おのずと『甘熟 紅はるか(税別295円)』への期待は高まる一方で、発売前から今か今かと待ち構えていた。そして迎えたきょうこの日。
期待で胸を膨らませホップステップジャンプしないまでも、そんな気持ちで買って来た『甘熟 紅はるか』を開ける。ふむふむ。これはなんと言うか、めちゃめちゃシンプル。
奇麗な淡いクリーム色で、美味しそうではあるが期待をし過ぎていたが故に、正直拍子抜け感は否めない。まあ、食べたら例によって美味しいんだろうなとスプーンを入れたところ……!!
・アイスに芋を加える意味の最適解
……なんか出てきた!!!! 中に何か入っている可能性を考えないではなかったが、まさかこんな形で芋がお目見えするとは!
ぱっと見で分かる程、ゴロゴロとした芋(紅はるか)の登場だ。なんでもないように見えて実はトンデモナイ隠し玉を秘めているこの感じは、ハーゲン2017年の『安納いも』を彷彿(ほうふつ)とさせるではないか。
わーいわーいと喜びながら口に入れると、これがもう美味しいのなんのって。ハーゲンの芋史上、間違いなくトップレベルだ。
しつこくない甘みと、芋本来の旨味とホクホクさ、そして芋だけでなく紅はるかソースを混ぜ込んでいるが故の舌触りの良さ。
アイスに芋が加わる意味の最適解にたどり着いたかのような、絶妙なバランスを保っている。美味しいが過ぎて、思わずため息が出るレベルだ。ハーゲン、しゅごい……。
正直なところハーゲンダッツ内のみならず、そのほかの芋系アイスの追随を許さない程の完成度だ。
今後この世に、これ以上の芋アイスは誕生しないだろうという気さえしてくる。とにもかくにも今、我々にできることはひとつ。『甘熟 紅はるか』を食べまくること。以上だ!!!!
参考リンク:ハーゲンダッツ『甘熟 紅はるか』
執筆:K.Masami
Photo:Rocketnews24.
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▼ハーゲンダッツの『甘熟 紅はるか』が美味しすぎてヤバい
▼一見なんてことないような顔をしておいて……
▼中からトンデモない隠し玉が……!!
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