身の回りのいろんなところに “魔法” は眠っている。今まで見えなかった魔法に気づくだけで、目の前の世界がキラキラし始めることさえある。
そんな幸せな体験をみなさんにもしてほしいと思い、ディズニーマニアである私(わたくし)田代が、今週のロケットニュース記事で魔法を感じたものを2本選んでみた。音声でも解説したので、ぜひそちらも聴いてみてほしい。
・魔法を感じた1本目の記事「ダイソーのプールに入ってみた」
100均評論家であるGO羽鳥が、ダイソーで売っていた700円のプールを実際に使ってみたという内容の記事である。デザインが可愛いこともあって「子ども向け」のプールに見えるが、使ってみると行水できたりマーライオンができたりと、大人でもめちゃめちゃ楽しめることが判明。
小さなプールの楽しさに徐々にのめり込んでいく羽鳥の表情に、私は魔法を感じた。おそらく羽鳥が普通の大人プールに遊びに行ったなら、こんな楽しそうな表情にならなかったのではないだろうか。何か足りないからこそ、自分のイマジネーション(想像力)をフル活用して、目の前の世界以上のものをあのとき彼は見ていたのだろう。
剣に見立てて遊んでいた木の枝。食べるふりをするだけで甘い味がした泥団子。子どもころは当たり前のように使っていたイマジネーション、そのきらめきが羽鳥の少年のような表情に詰まっている。
・魔法を感じた2本目の記事「ネクタイ発祥の地・クロアチアで上司に似合うネクタイを選んでもらった」
ネクタイ発祥の地であるクロアチアを訪れた亀沢が、上司の佐藤のために、店員さんと一緒に最高のネクタイを買って帰るという内容の記事である。後輩の想いがこもった蝶ネクタイを受け取った佐藤は満面の笑み。自身が没頭しているポールダンスの衣装として使いたいと言っており、どれだけ嬉しいかがよく伝わってくる。
この一連の流れを見て、私は思った。実は佐藤以上に、プレゼントを贈った亀沢のほうが笑顔になっていたのではないかと。自分の想いが相手に届き、大喜びしてくれる。自分が人に対して、ひいては世界に対してポジティブな影響を与えたという実感。なんて幸せな感覚なんだ。
何かをもらうことの幸せばかりに目が向きがちな世の中だが、何かを贈ることにはこんなにも自分の輝きを増してくれるパワーが秘められているのだ。
いかがだっただろうか? なんだか分からないけど、これからの毎日を楽しくしてくれそうな魔法みたいなものを感じとってもらえたなら幸いだ。
目に見えないけど、言葉じゃ上手く表現できないけど、魔法はきっとそこにある。そう信じられるだけで、明日の色が変わるかもしれない。それでは来週も、魔法をあふれる一週間になりますように♪
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執筆:田代大一朗
Photo:RocketNews24
▼今回紹介した2本の記事