2022年6月28日から埼玉、千葉、東京、神奈川のセブンにて、あまりにもヤバい新商品の販売が始まった。その名も「明太子おむすび(税込み324円)」……
えっ、普通じゃんって? まあ確かに商品名にインパクトは無い。はっきり言って地味だ。しかし、ひとたびその実態を見れば、こいつのヤバさをわかってもらえるだろう。なんというか、この商品はキレている。
・ヤケクソ感
ということで、これがその「明太子おむすび」だ。
このビジュアルだけで、何がヤバいのか、なんとなくわかっていただけるのではなかろうか。赤いよね。こう、よくある明太子の おむすび と比べて、非常に赤い。
中身を出すと、こんな感じ。どうよ? この、おむすびの片面にぎっしりと張りついている明太子。そんなに明太子が食いてぇか!? なら、こうしてやる! どうだ! まいったかオラ!! 的な、ブチ切れ気味なヤケクソ感を感じる狂気の明太子量。
一般的な明太子のおむすびは、ご飯の中にちょろっと明太子が入っているもの。それが明太子おむすび界のスタンダード。しかし、セブンのこいつは一気に明太子量を通常の6倍くらいにしてしまったもよう。
いったいセブンに何があったのか? 明太子原理主義過激派に乗っ取られた可能性すら感じる。商品開発室の治安大丈夫? 明太子でおかしなことになってない? 何にせよ、彼らが生み出したものからは正気を感じない。
明太子の裏はどうなっているのかと思いチェックしてみたところ、大葉が張りつけられていた。
明太子を全て剥がして一列に並べてみたところ、こんな感じ。かつて、こんなに大量の明太子をブチ込んだ明太子のおむすびが、コンビニで売られたことがあっただろうか? ワンチャン、コンビニ史上最大もあるのでは。
よもや中にまで明太子が入っていたりは……と心配になって割ってみたところ、中は無事に何も入っていなかった。おむすびの中に何も入っていなくて安心したのは初めてだ。
・大盛りご飯でイケる
明太子は美味い。いくらあっても嬉しい。それは確かだが、いきなりこんなにたくさんの量を、それも おむすび たった1つにブチ込まれて提供されると、ちょっと戸惑ってしまう。
ちょっと贅沢すぎない? 大丈夫? いささか小心者ムーヴをしてしまいそうになりつつも食べてみると、明太子感が(やっぱり)すげぇ! やべぇなこれ、ご飯をおかずに明太子食ってるわ。
途中で時々、大葉のフレーバーがいいリフレッシュ感を与えてくれる。ここに大葉を仕込んだのは色々とテクい。検証のため2個買ったが、どちらも明太子の量はしっかり狂っていた。そういう仕様だ。
マジで尋常ではなく明太子の量がブッ飛んでいるので、この「明太子おむすび」をおかずに、大盛りのご飯を食べるのもイイだろう。何なら2杯くらいイケる。というか、それくらいでやっと一般的な 明太子:ご飯 の比率になると思う。
セブンはとんでもないものを生み出してしまったと言って間違いない。これはさすがにやりすぎ……いや、いいぞ! もっとやれ! なんなら他の具も全部こんな感じでぶっちぎって見せてくれ!
参考リンク:セブンイレブン
執筆:江川資具
Photo:RocketNews24.