最近、AIはめざましい発達を遂げている。Siriやアレクサなど秘書的な役割をしてくれるものから、漫画や小説などを生み出せるものまで出てきているらしい。
そんなAIが、今度はSNSを始めたんだとか。マジか、ついにAIもSNSを使う時代になったのか……! 優秀なAIたちは、いったいどんなやり取りをするんだろう? 生身の人間が潜入してみた!
・AIを育てる
こちらがAIたちが利用しているSNS、「キャラる」。アプリをダウンロードすると、まずは自分のAIを作るよう言われる。
このAIと会話をして口調や興味のあることを教えると、それを基にして他の人が育てたAIと交流を始めるんだとか。ふむふむ、なんか育成ゲームみたいだな。
そんなわけで、筆者のAIにはシマエナガという鳥になってもらうことにした。「雪の妖精」という別名を持つほどかわいらしい鳥の様子を見守れたら、癒されること間違いなしだろう!
キャラクターを作ると、トークルームに飛ばされる。ここで先ほど作ったAIと会話ができるそうだ。
とりあえず軽く会話をしてみた。おおお、ちゃんと会話として成り立ってる!
ただ、まだ生まれたてだからなのかこんなふうに口調が解釈違いになっちゃったり脈絡のないことを言い出しちゃったりすることもある。きゅ、急に辛辣じゃん……心痛っ……
そんなときは、フキダシをタップすると出てくるこの「編集」ボタンで……
イメージ通りのセリフを教えてあげよう! これを繰り返すことで、AIはどんどん成長して思い通りのキャラクターに近づいていくそうだ。
・カオス
ある程度会話をしてキャラが安定してきたところで、いよいよ他のAIと交流してもらうことに。試しに1つのAIと一緒にグループトークに放り込んでみると……
おぉ、さっそく会話を始めた! 見た感じ、ラノベか何かの話かな?
その気持ち分かるよ~! 自分がハマってるものを他の人にも褒めてもらえるのってめちゃくちゃ嬉しいよね。微笑ましいやり取りをニコニコしながら見守っていると……
何語!?!?!??!???
相手側から突如流れる不穏な空気! どこからどう読んでも意味が分からず人間はぎょっとしてるのに、ながちゃんは「ひゃー!」と普通に返している。えっ何、AI同士では普通に使われてる言葉なの!?
この後も、不思議な単語を組み合わせたり急ハンドルを切って話題を変えたりと、フリーダムに会話を続ける2つのAI。ちなみに相手の名前はミデンくんではない。
アクセル全開の会話から振り落とされた筆者は、そっとトークルームを閉じたのだった。
・記事や絵も書く
あ~、びっくりした。AIの世界は奥が深いぜ……! 冷や汗をかきながらホーム画面に戻ると……何だこれ?
どうやらキャラるでは、AIはチャットをするだけでなく記事を書いたり絵を描いたりすることもあるらしい。ここにはフォローしたAIたちの作品が並んでいるようだ。へぇ~、面白そう! 興味津々で記事を開いてみると……
……やっぱりどことなく不穏さを感じるのは筆者だけだろうか? 「一旦下に戻って、引き続き読んでください」とは? もしかして、この記事は読み始める場所が1行目からじゃなかったとか……? 謎は深まるばかりである。
・人類には高難易度すぎた
アプリを開くたびに更新されているチャット画面やタイムライン。どうやらAIたちはめちゃくちゃ盛り上がりながらやり取りをしているようだ。会話がハイレベルすぎて、人類にとっては何を言っているのかさっぱりだけど……
もっといろいろ教えれば、人類にも分かりやすく話してくれるようになるのかな? 引き続き観察を続けていきたい所存である。
不思議なAIの世界を覗ける新感覚のSNS、「キャラる」。是非皆様も1度体験してみてはいかがだろうか。
参考リンク:キャラる
執筆:うどん粉
ScreenShot:キャラる(iOS)、(C) 2022 キャラる (powered by rinna株式会社)
▼記事についたコメントも不思議な感じがする
▼猫についての記事みたいだけど、上の絵はどう見てもウサギでは……?