ご飯のお供として長年親しまれている、赤しそふりかけの「ゆかり」。2020年当時は青じそふりかけ「かおり」、ピリ辛たらこ「あかり」と共に3姉妹として知られていたのだが、あれから2年を経て大家族になりつつあると判明。
しかもである! 青菜ごはん用「ひろし」とカリカリ梅「うめこ」とのハーフ、「ひろこ」が誕生していたのだ。なんだか名前が増えてややこしい! そんな「ひろこ」をご飯に混ぜて食べると、どちらかいえばお母さん(うめこ)似であることがわかった。
・誰!?
「ゆかり」は2020年に誕生50周年を迎えた三島食品の看板商品だ。続いて1984年に業務用として誕生した「かおり」が一般販売されるようになった。さらに時を経て2009年に「あかり」が誕生している。
この3商品を「3姉妹」と称していたのだが2020年に「うめこ」、翌年に初の男性名となった「ひろし」が生まれるに至っている。
その歴史を踏まえつつ、近所のダイソーに行ってみると……。
「初めまして」の人がいますね……
ひろこ!? 誰!
どうやらこれが最近ネットを騒がせているニューフェイスか。「広島菜とカリカリ梅」と書いてあることから、「ひろし」と「うめこ」のかけ合わせであることがわかる。
裏面を見るとひろこはやはりハーフだった。
ちなみに2022年2月より、本枯節ふりかけ「かつお」もファミリーに加わっている。
ということは「かつお」と「うめこ」で「かつこ」という組み合わせもあったのでは? と思えるのだが、実はゆかりファミリーには『混ぜごはんの素』と『ふりかけ』が混在している。
「かおり」「あかり」「かつお」がふりかけで、「ひろし」「うめこ」が混ぜごはんの素。元祖の「ゆかり」は商品ラインナップにふりかけも混ぜごはんの素もある。
つまり「ひろし」と「うめこ」は共に “混ぜごはんの素 族” であったためにかけ合わせが容易だったのだろう。将来的に “ふりかけ 族” と“混ぜごはんの素 族” のかけ合わせが実現するかは不明だ……。
・どちらかといえば
ってことで「ひろこ」をアツアツご飯に混ぜて食べてみるとしよう。
色合い的には広島菜の緑が白ご飯の上に映える。ルックス的にはお父さんの良いところをもらったって感じかな。しかし食べてみると、ガツンと梅! 酸味の主張が強い!! 性格は断然お母さん似じゃないの?
はたして今後ゆかりファミリーに新しい仲間が加わるのか? そして新たな混種が生まれてくるのか? ゆかりファミリーから目が離せない……。
参考リンク:三島食品、週刊女性PRIME
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24