歳とともに油ものを食えなくなってきた。もうデカ盛りも爆盛りもかなり厳しい。昔はよく大食いで限界突破したもんだけどなあ。もう無理……。
できれば野菜を食いたい。わしゃ(佐藤)、野菜をたっぷり食いたいんじゃ!
そんな私にピッタリのお店が東京・渋谷に存在した。それが “二郎インスパイア系” を感じさせる野菜炒め専門店、八百屋直営「ベジ郎」である! 野菜食うぞ!!
・インスパイア系野菜炒め
お店の運営元は外食向けに野菜の卸業を行っている「株式会社フードサプライ」だ。関東圏を中心に約5000店舗に野菜を卸しているという。いわば野菜のプロ企業である。
同社は「野菜の新しい流通をつくる」をビジョンに掲げており、野菜炒め専門店を2021年12月に渋谷に出店した。
現在は都内で2店舗(渋谷・池袋)を展開しており、今回訪ねたのは渋谷総本店だ。店先には「野菜たっぷり食べませんか?」の看板。インスパイア系のお店って、よくこういう疑問文を掲げてるよね。
人気店との噂通りに昼時は満席で入店待ちの列ができていた。10分程度待って中に入り、まずは券売機で食券を購入。
肉野菜炒めは定食(税込800円)もしくは単品(税込700円)で注文。なお「1人1野菜制」なので飲み物だけの注文はできない(小学生以下は除く)。
醤油・みそ・ポン酢の3種の味から選ぶことができ、それぞれ野菜の量・肉の量・背油の量・ご飯の量を好みで選択する。野菜の量は普通が400g、マシ(+100g)は無料。マシマシ(+200g)は+50円となっている。
頼んだのはポン酢定食の野菜マシ(0円)、肉なし(-200円)、背油なし、パクチートッピング(+50円)、ご飯少なめだ。
たっぷり野菜が摂れて1000円でお釣りが来る! 650円はうれしいな! 高いんだよね、野菜中心のメニューって。この値段設定はマジで助かる!!
そしてコレが野菜炒め定食です!
ヒャッホー!! 野菜大好き~!
いいんだよ! サスティナブルとか言わなくていい!! 野菜のメシはこういうのでいいんだよ!
大量のもやしにポン酢と油が絡んで艶やかに輝いている。めっちゃウマそう!
こういうのに細かい理屈はいらない。バクバク食う! モリモリ食う! 部活帰りの学生気分に戻って、ひたすら胃袋にかっ込む! 残念ながら、その時代はすでに30年も昔なわけだけどね……。
ご飯との相性はバツグンに決まってる! 今回はポン酢にしちゃったけど、みその方がもっとご飯と合いそうだな。次はみそにしよう、うん。
・二郎スタイル × 野菜
同社のリリースによると、このコロナ禍のため収穫した野菜を廃棄せざるを得ない状況が続いたそうだ。その一方で、日本の成人は野菜摂取量が多いとは言い難く、20〜40代の野菜摂取量は目標の7割にとどまっているという。そこで同社は野菜炒めに着目し、専門店を開いたのだとか。
「二郎」スタイルを野菜炒めに応用したところが素晴らしい! 実際に安くてたっぷりの野菜炒めを手軽に食えるのがとても良いと思う。
野菜を売りたい生産者と、野菜を摂りたい消費者の架け橋として、これからも店舗を拡大していって欲しい。ベジ郎の今後に期待!
・今回訪問した店舗の情報
店名 ベジ郎 渋谷総本店
住所 東京都渋谷区道玄坂2-23-11 ビルトオショオ1階
時間 11:00~23:00(22:30 LO)
定休日 なし
参考リンク:PRTIMES
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24