4月3日（日）は大阪杯！ 先週の高松宮記念で初めて馬券を買った私（中澤）にとって早くもGⅠ2戦目がやって来た!! 馬券をネットで購入することにも慣れたし勝負するしかねえ！
もちろん、高松宮記念の時と同じく、私が持っている競馬知識はダービースタリオンのみ。現実の競馬のことは知らないが、寝ても覚めてもダビスタをプレイしていたダビスタチルドレンのため、ただのド素人とも言い切れないのではないだろうか。
まだ大阪杯が産経大阪杯だったあの頃──。そんなダビスタでの経験から導き出した今回の馬券は……「キングオブコージ」の一点買いじゃァァァアアア!!
・ガチ
1万円買ってみた。4月2日時点での単勝オッズは31.9倍。優勝したら穴となる選出となったが、決してオッズが高い馬を適当に買ったわけではない。バッチリ当てる気だ。なぜなら……
私が購入したのは複勝だから。
複勝とは1着～3着までに入れば当たりになる馬券。単勝ではなくオッズが下がるこの馬券を一点買いする理由は、出走馬のメンツに由来する。
・本命、対抗ともにガチガチ
今回の大阪杯は、誰がどう見てもエフフォーリアとジャックドールの闘いだ。特に、エフフォーリアはダビスタしか知らない私でも聞いたことがあるほど。これまでGⅠ4戦を含む7戦をして負けたのはダービーの2着のみ、新しくダビスタが発売されたら現時点でも確実にライバル馬として登場する馬だ。2021年の年度代表馬だし。
実績だけで言うと間違いなくこのエフフォーリアであり、事実ゴリゴリの1番人気なのだが、気になるのが昨年の有馬記念以来のレースと感覚が空いてることと、阪神競馬場であること。
ダビスタ知識で言うと、阪神競馬場は直線が短めでゴール前に心臓破りの坂があるはず。つまりは、前半に前と差がつくと、差しや追い込みは届かない可能性があるのだ。あくまでダビスタ知識だけど。
で、前半から前に行く馬を見ると、そこにジャックドールがいる。この馬は、前走は3月の金鯱賞と出走のスパンもサクサクきてるし騎手の乗り換えもない。5連勝して大阪杯まで上がってきた逃げ馬だ。
正直、ガチで当てにいくならこの2頭のどっちかになるだろう。しかしながら、オッズはエフフォーリア1.7倍で、ジャックドール3.6倍（4月2日時点）。エフフォーリアはオッズが低すぎて面白くないし、ジャックドールは3.6倍の割に勝つ確率が低そう。よくできてるわ。
・3着を当てる
というわけで、今回の大阪杯は3着を当てた方が面白いんじゃないかと思ったわけだ。そして、3着まで広げると、一気に何が来るか分からなくなる。
オッズで言うと3番人気はレイパパレだが、最近勝ちから離れすぎな気がする。むしろ、3着争いなら、前走スルッと逃げ勝ったアフリカンゴールドの方が面白い。
ただし、アフリカンゴールドはジャックドールが鬼門になりそう。あくまでダビスタの経験則だが、逃げ馬って強い方以外は直線で垂れていくイメージがある。大阪杯の前集団で残るならジャックドールだろう。
そこで目をつけたのがキングオブコージ。前走のAJCCを差し切った末脚も鋭く、騎手も乗り換えなしの横山典弘。ダビスタだと差しの名手である。見える……直線でエフフォーリアと競りながら伸びてくるキングオブコージの姿が！
・夢を込めて
また、もしコイツに賭けて最後に伸びてきたら、めちゃくちゃワクワクするに違いない。そんな夢も込めての購入である。でも、さすがにエフフォーリアやジャックドールに勝つのは想像できないので、馬連や馬単は買わずに複勝一点買いにしたわけだ。
とは言え、何度も言うが、あくまでダビスタ知識の予想である。そこで普段から馬券を買っている原田たかし記者と御花畑マリコ記者の2名に予想を聞いてみた。大阪杯、どれをいくらくらい購入する？
・原田たかしの予想
原田たかし「勝つのはエフフォーリアに決まってるでしょう……と言いたいところですけど、実はそうじゃないんですよ。個人的にエフフォーリアは絶対じゃないと思っています。
っていうのも、古馬になったことで斤量面での差がなくなりますし、何気に関西初輸送というのもマイナス材料です。発走前でも単勝1倍台のままなら1着から外した方に妙味ありかなと。じゃあ何を推すか？ レイパパレです。
金鯱賞では56キロを背負いましたけど、今回は55キロと有利な立場。しかも、1走叩いて本番を迎えるのもプラスに働くのではないでしょうか。あとはなんと言っても昨年の勝ち馬だということ。天候もあったと思いますが、あのコントレイルに勝ったんですから。
他には金鯱賞で最速上がりを記録したポタジェ、ぶっちぎって勝って連勝街道のジャックドールの勢いに期待したいです。そこに牝馬のウインマリリンとアカイイトを加えて、エフフォーリアも一応おさえる3連単で勝負しようかなと。
とはいえ、エフフォーリアが横綱競馬を見せる可能性も高いので1点あたり100円と投資は控えめに。レイパパレからちょっとした夢を追えたらと思っています」
・御花畑マリコの予想
御花畑マリコ「いやいやいや、さすがにこのメンツなら⑥エフフォーリアは頭ひとつ抜けてるでしょう。なんせ戦ってきたメンツが違いますからね。3歳で有馬と秋の天皇賞を勝つなんてすごいですよ。私はロマン派なので、やっぱり伝説が見たいんです。ここは勝ってほしいところ。
とはいえ、馬券的な妙味はないですよね。2、3着に穴馬がくるんじゃないかなと。怪しいのはGⅠキラーの池添騎手が騎乗する⑩ヒシイグアス。前走・香港カップ2着のわりに人気ないですよね。こういうときの池添騎手は怖いんで。あとは⑦ウインマリリン。私と名前が似てるし、斤量有利だから……って単純な理由ですけどね」
──とのこと。エフフォーリアというゴリゴリの1番人気がいる大阪杯だが、意外とみんなの予想はバラけているのが面白い。競馬の賭け方って人間性が出るな。
波乱から始まった春のGⅠ2戦目。2022年大阪杯にはどんなドラマが待っているのか。本日4月3日15時40分の発走を楽しみに待つ！
参考リンク：JRA
執筆：中澤星児
Photo：Rocketnews24.
ScreenShot：JRA IPAT