先日、特に何も調べずバーミヤンの「飲茶食べ放題」を試しに行った筆者。結果は店に入るまでもなく完全敗北したわけだが、詳細についてはそのときの記事をご覧いただきたい。
このまま終わるわけにはいかないということでリベンジしたところ、色々あったがなんとか食べることに成功! どんな感じだったのか、めちゃくちゃ正直に書いていくぞ!!
・概要
本題に入る前に、あらためてバーミヤンの「飲茶食べ放題」の概要をおさらいしておこう。平日のオープンから17時までの時間限定で、お値段は税込み1649円。制限時間は90分で、対象となるメニューは全26種。
いま行われているのはあくまで実験的な試みであって、対象店舗は全部で15店舗のみ。少なくとも都内の対象2店舗に聞いた限りでは、開始から約1週間の時点まででほぼ毎日早い時間に売り切れてしまっている。
ただし、翌日のどこかの時間帯(食材の搬入の都合次第)で再開に漕ぎつけているため、何だかんだで毎日実施され続けてはいるが、この先もそうである保証はない……といったところだ。
・リアル事情
前回の記事では、食べられるかどうかはぶっちゃけ運次第という結論に達したが、実際に食べることに成功した今でもその点に変わりはない。圧倒的人気で、需要が供給を上回っている。
そして、運ゲーはたとえ休止前に店に行けたとしても続くことが判明した。どういうことかというと、まず「食べ放題」参加の時点で全てのメニューが残っているとは限らないのだ。
今回筆者は早い時間から複数の店舗を回って、どうにか休止していない店舗に行きつくことができた。勝った!
……と思ったが、入り口で「食べ放題」を希望する旨を伝えたときに、かなりの数のメニューが売り切れていることを告げられ、それでもいいか聞かれた。
その時に残っているメニューの一覧を見せてもらったが、半分近くが品切れだった。(写真は入店後にテーブルで撮ったメニュー)
筆者はどのようなものか取材するのが目的だったため、それでも構わないと伝えて参戦。しかし、人によっては「食べたいものは何1つ残っていない」的な展開もあり得るだろう。要注意なポイントだ。
品切れが並ぶメニューを見て、入り口で引き返すお客さんもチラホラ見かけたが、きっと食べたいものが残ってなかったんじゃないかなと。まあ仕方ないよな。
・ヒリついたバトル
では、参戦した時点で食べたいメニューが残っていたら安心なのか? 実はそうでもない。品切れは時間の経過とともに増えていくため、参加後もどんどん選べるメニューは減っていくのだ。
1回でオーダーできる数は5品まで。ちゃんと食べきれる分だけオーダーするのがマナー。参戦したタイミングによっては、食べたかったメニューが1回オーダーしただけで売り切れた……的な展開になる可能性もゼロではない。
今回筆者が回った10時オープンの とある店舗では、11時にお店に到着した時点で終了の張り紙が出ていた。
店員さんに2度繰り返し「朝から開始して、もう終わってしまったのか?」と聞いたところ、その通りだと答えていただいたので、ガチに1時間も持たなかったということだろう。
したがって制限時間は90分だが、90分間食べたいものがあるとは限らないということを、頭の片隅に置いておくべきだろう。これも要注意ポイント。人気っぷりがマジでやべぇ。
無事参戦できても、食べたいメニューをピンポイントで腹いっぱい食べるには、運だけでなく速さも重要になると言わざるを得ない。
言うまでもなく、食べる速さだ。90分スタートの合図は、人気のメニューを賭けたヒリつくバトルの開始を告げるゴングでもあると言えよう。
他に気になる点としては、店員さんがめちゃくちゃ大変そうだった。食べ放題の対象メニューはそれぞれがボリューム少なめなので、オーダーの点数自体が通常より増えているからだろう。
厨房は間違いなく忙しくなっているだろうし、使用される容器の数が増えることから、それを回収する(そして、おそらく中で洗うのも)頻度も従来の比ではないと思われる。
今は実験中ということで仕方ないとは思うが、本格展開の際には店員さんたちの負荷が減るような変更がなされていてほしい。
・おおむね最高
では実際に食べた感想はどうなのか? もし好きなメニューが最後まで残っている場合、あるいは、何でも食べられればそれでいいという方にとっては、おおむね最高だと思う。
筆者は幸い、その両方に当てはまるケースだった。ぶっちゃけ食べられれば何でもいいが、特に食べたかったのはアンニンドウフ、から揚げ、小籠包、北京ダック。
そして幸いにもそれらは全て、狙ったかの如く残っていた。ラッキーじゃん。ということで、他の残っているもの共々ひと通りオーダー。
なんだかんだで、お腹いっぱいになるまで堪能しまくった。コスパを考えれば、世の食べ放題と比較しても、なかなか強いのではなかろうか?
現時点ではあくまで実験展開ということで粗削りな点はあるが、だからこその実験なのだろう。店舗が限られていることも、品切れを加速させる要因となっているのは間違いない。
いつか本格展開したときに値段やメニューが多少変わっていたとしても、バーミヤンの飲茶が食べ放題というだけで、世の食いしん坊たちは狂喜乱舞待ったなしな点に変わりはないだろう。
実験結果をふまえた上で、なるべく早く全店舗で展開してほしい。待ってるぜバーミヤン!
参考リンク:バーミヤン
執筆:江川資具
Photo:RocketNews24.