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【改めて書くけど】伊勢丹で売っていた『日の丸弁当』(税込648円)を食べてみた! これが「ぜい沢」ということか~!!

2022年1月21日

※不定期連載【改めて書くけど】は、過去に他の記者が書いたネタを、まっさらな気持ちで“改めて感じ” て、“改めて書く” シリーズです。読者の皆様も、過去は忘れて、まっさらな気持ちでお楽しみください。


このネタは、2年ほど前に同僚の和才が「【真の贅沢】伊勢丹で『日の丸弁当(648円)』が売られる時代になりました / 食べてみたら「梅干しのパワー」がエグいです」なる記事を書いていたけど、改めて書くことにする。


さて。


弁当屋の定番にして底辺の商品といえば「のり弁」である。しかし最近では素材にこだわった高級のり弁の専門店が誕生し、もはやのり弁は底辺ではなくなった

さらにその下! のり弁の下をいく弁当といえば「日の丸弁当」だ。そんな下の下のポジションに位置するはずの日の丸弁当を、東京・伊勢丹新宿店で発見してしまった。1食税込648円。コレを食ったら、「ぜい沢」とは何かを理解した……。

・伊勢丹の日の丸弁当

伊勢丹の地下1階は、全国の名産品がそろう日本でもトップクラスの食品売り場だ。肉や魚、野菜や果物などの食材はもちろん、和・洋・中華・イタリアン・インド・フレンチなどの世界中の料理、そのほかパンやスイーツからワインまで一級品がそろっている。

そんな売り場の一角にある「米屋(めしや)」で日の丸弁当を販売している。ちなみにこのお店は、広島県産の牡蠣と穴子を使ったお弁当が売りだ。


・おかずは……

牡蠣や穴子には目もくれずに、伊勢丹新宿店限定の日の丸弁当を買って帰った。


はたして、中はどうなっているのか? おそらくご飯の下におかずが隠れているのではないか?


じゃあ、開けるぞ! 出て来い日の丸!!


あれ? ご飯の上に笹の葉がのっていた。それと外すと……。


白地のご飯に真っ赤な梅干し、見事な日の丸だ! 


おかずはご飯の下にいるんじゃないの? 箸でかき分けてみると……、ない!


おかずがない! 何にもない!

海苔もおかかも玉子焼きもない! 何にもない!!


飯と梅干しだけの潔(いさぎよ)い弁当だ。いったい何をおかずに食えというのか……


おかずはない。いやいや梅干しがあるじゃないか! 梅の旨味を凝縮してほんのりとツヤを帯びた梅干し。見ているだけで口の中に唾液があふれてくる。


ひとつまみして白飯を頬張ると……。


美味い! いまだかつてこれほどまでに、白いご飯に全集中させる弁当があっただろうか?


これはきっとご飯を本当に美味しく味わわせるための弁当だ。そうに違いない! から揚げやハンバーグはなくともご飯を美味しく食べられる。それなら648円でも高くない。安いくらいだ。一切のムダを排したご飯に全集中できる弁当、これこそ本当の「ぜい沢」というべきではないだろうか。

ということで私は今後この弁当を毎日……、いや週に1回……、いや月に1回くらい食べて、本当のぜい沢を思い出したいと思う。日の丸弁当最高!

・今回訪問した店舗の情報

店名 米屋(めしや)
住所 東京都新宿区新宿3丁目14-1 伊勢丹新宿店地下1階
時間 10:00~20:00

執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

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