今からびっくりすること間違いなしのことを言います。実はこれ……カップヌードルではありません。
「えっ!? 湯気も出てるし、蓋の表記もカップヌードルそのままじゃん!」と思ったあなたは、とっても純粋な心をお持ちだと保証させていただきます。どうかその心を大切にしてください。
それならこの物体は一体何なのかと言うと……なんと、加湿器なのです。
・加湿器
こちらは筆者がカップ麺を好きすぎるあまり加湿器代わりにし始めたとかそういう話ではなく、ガチの加湿器である。出版社である宝島社より「CUP NOODLE 50TH ANNIVERSARY カップヌードル 加湿器BOOK」として税込2189円で販売中だ。
パッケージの中には、16ページのミニ冊子も入っている。
中にはカップヌードルのラインナップや構造についての特集が並んでおり、カップヌードルへの熱い愛が伝わってくるぞ。
裏面にはISBN(国際標準図書番号)もついているので、一応書籍としての販売らしい。……書籍と付録の比率がバグってませんか?
加湿器に話を戻そう。本体の見た目は完全にカップヌードルで、正面のロゴはもちろん、栄養成分表示や原材料名までバッチリ再現されている。クオリティが高ぇ~~~~!!
しかしよく見てみると「こう見えて加湿器」「撮影すると映えるかも」などと書かれており、「これはカップヌードルではありません」とアピールされている。遊び心たっぷりだ。
蓋を外すとこんな感じ。うん、やっと加湿器だと実感できるようになってきた。
使い方は至って簡単。内側にあるこの線を超えないように水を入れて……
付属のコードを後ろの差しこみ口に繋げて……
スイッチオン!!
湯気出たァァァァァァァァ!!!!!!!
どう見てもできたてアツアツのカップヌードルにしか見えないけれど、入っているのは水なので手をかざしてもひんやりしている。なんだか不思議な感じだ。
蓋の記載によると、水の容量は約250mlらしい。
「けっこう勢いよくミストが出ていたし、この容量だとこまめに水を補給しないといけないのかな?」と思ったけれど、試しに6時間ほど連続して稼働させてみても減ったのは全体の3分の1ほどだった。結構長持ちする。
ただそのせいなのか、実際に加湿されているか? と聞かれると、少々首を傾げたくなるような気がした。
ミストが落ちている机の表面は若干しっとりしていたけれど、部屋全体の湿度にはそれほど変化がなかったように思う。睡眠時に枕元で使えば多少乾燥が緩和されるかな、といった感じだった。
・冬のお供に
今回はスタンダードなカップヌードルバージョンを購入したが、なんとこの加湿器にはシーフードバージョンも存在する。自分の好きなデザインを選べるのは嬉しいな。
ただこのカップヌードル加湿器、遠目で見たら本物のカップヌードルとマジで見分けがつかないレベルの精巧さ。間違ってもこの加湿器とカップヌードルを隣に並べて置いておく……なんてことはしないようにしよう。大惨事になってからでは遅いからな。
机の上に置いておけば、見た目も楽しいし話題になること間違いなしのこちらのアイテム。是非この冬のお供にしてみてはいかがだろうか。
参考リンク:宝島社
執筆:うどん粉
Photo:RocketNews24.
[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]
▼裏面。コードの差込口も見える
▼電源を入れると赤いランプが点灯する
[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]