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【QOLアガる】サンコー「俺の石焼きプレート」でステーキを焼いてみた / 使用感を細かく正直にレビュー

2021年12月1日

2021年11月15日から、サンコーが面白そうな新商品の販売を開始していたようだ。その名も「俺の石焼きプレート」。お値段は税込み7980円だ。

シンプルに表するなら1人用のホットプレートなのだが、石焼きプレートが付いてくるのが特徴。面白そうなので、実際にステーキを焼いて使用感を試してみることに。

・コンパクト

と言うことでさっそく公式HPにてオーダー。箱はそこそこデカい。箱の表はトップ写真の通りで、裏はこんな感じ。


あけると、発泡スチロールの保護剤に守られて、本体が出てきた。お? サイズのわりに重いな。


構造はシンプル。片方のサイドパネルには電源および温度を調整するダイヤルとケーブルが生えており……


真ん中には加熱するための機構が。横幅はテンキーレスのキーボードより少し短い程度。狭い仕事机でも余裕で使える


付属品として小さいラクレットパンが4つ。


そして鉄板と、目玉の石のプレート。


見た目以上に重かったのは、このプレートのせいだろう。落としたら床が大変なことになりそう。


・ステーキを焼いてみる

それでは実際に何か焼いて食べてみよう。と言うことで用意したのが、近所のスーパーで売っていた厚めのステーキ。


こいつを石焼きプレートの上に乗せてスタンバイ。


そしてラクレットパンには、松屋で買ってきて半日ほど放置された、冷えまくりのカットステーキ単品をセット。どれくらいで程よく加熱できるのか見ていこうと思う。


あとで気付いたが、間違えて石焼きプレートを鉄板プレートの上に乗せてしまっている。本当は鉄板プレート無しで、直に乗せるもよう。まあいいだろう。


・下が早い

そんな感じで焼き始めたのだが、まず気付いたのは、下のラクレットパンの方が熱くなる速度が速いことだ。上は、やはり石のプレートが温まるまでに時間を要する。

それに対し、下はあっという間にアツアツになった。冷えて脂が白く凝固していた松屋のカットステーキが、ジュウジュウと音を立てている。シーズヒーターっぽい熱くなる金属パイプがすぐ上にあり、何も隔てる物が無いためだろう。


また、割と狭いため、油断してマカロニがパイプに触れて焦げるアクシデントも。あまり多くのものは入れられないと思う。使い道は限られそうだ。


個人的には、小さいラクレットパン4つは管理も面倒なので、横幅がぴったりなサイズのラクレットパン1個つけてくれた方が良かった感


・水分と油の管理

そうこうしているうちに、上のステーキもジワジワと加熱されつつあるのだが、気を付けるべき点がある。このステーキのように、水分や油分がそれなりに出るようなものを焼く場合、放っておくと普通にそれらが溢れて机がやられる


絵面が汚くて申し訳ないが、定期的にティッシュなりキッチンペーパーなりで吸ってやる必要があるだろう。いちおうプレートの外周にそって溝が掘られてはいるが、浅いので溢れるのは時間の問題だ


そんな感じで焼けた肉がこちら。


焼き上がりに問題は無く、表面を焦がすことなく中までしっかり火が通っている。素晴らしい仕上がりだ。また、ガチに仕事机にてPCのモニター前で焼いていたのだが、煙が出たり油が跳ねたりすることが全くなかった

何だかんだで、これこそが最大の長所かもしれない。火災探知機が鳴ったり、周囲が油の飛沫で汚れる心配はほぼ無いと言っていいと思う。

一人暮らしの方など、食事もデスクワークも全て同じ机で行うというケースは多いだろう。これなら、目の前のPCモニターでネトフリなど見つつ、ソロ焼き肉をしても問題はそう起きまい。

また、石焼きプレートゆえに鉄板よりも加熱のされ方に余裕があるため、焦がす心配もほぼないと思う。一度石が温まれば、電源をオフにしても温度の低下が非常にゆっくりなのも良い。保温性が高い。

かつてないほど余裕のあるソロ焼肉が楽しめるのではないだろうか。普通の鉄板プレートで肉を食べるよりも、満足度は高いと思う。


・手入れには注意

ただし、焼いた後の石板の手入れにはやや注意を要するだろう。この石板、表面はツルツルに研磨されており、汚れもすぐ落ちる。


しかし、溝の部分はノー研磨。かなり粗い仕上げで、汚れがこびりつきやすい。しかも、公式HPには「みがき粉やナイロンたわし、金属製たわしを使用しないでください」とある。


この石のプレートはかなり繊細なようだ。溝にこびりついた汚れは、柔らかいブラシ等で優しく洗ってやる必要があると思う。

最後に前後の四隅についている金属の装飾的なやつがやたらと取れやすいことも記しておこう。


ネジの頭を隠しているだけのもので、取れたところで全く性能面に影響はない。ペラい金属のキャップをかぶせているだけという構造上、たぶん個体差関係なく取れやすいと思う。鬱陶しいので、いっそ全部取ってしまおうかと。


こんな感じで、使用感全般だと良いところばかりではないが、こと肉を焼くということと、焼きあがった肉の仕上がりに関してはかなり満足度が高い

家でのソロ焼肉の頻度が高く、普段は鉄板を使用している方などは、ガチでQOLが上昇しそうな気がするぞ! サイズもそう大きくないため収納も容易い。デスク脇に1台いかがだろう。

参考リンク:サンコー
執筆:江川資具
Photo:RocketNews24.
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