ロケットニュース24

スーパーだけで京都のお土産を揃えてみた! スーパーだからと侮るなかれ、バラエティ豊かな品が揃い踏みだ~!!

2021年11月21日


皆さんは、旅に出た際にどこでお土産を調達することが多いだろうか?

おそらく駅の中の土産物店や観光スポットの中の売店などで購入される方が多数なのではないかと思う。

しかし、今後は是非お土産調達スポットの中にスーパーマーケットも組み込んでみていただきたい。もしかしたら今までよりお得に色々なお土産をゲットできる……かも!?


・平然といた

現在、筆者は地元である新潟県を離れ京都府で生活している。

この企画を思いついたのは、食料品を買い足すために通っているスーパーのお菓子コーナーを何気なく覗いたことがきっかけ。

ポテチやチョコレートなどお馴染みのお菓子たちが並ぶ商品棚の中に、当たり前のような顔をして京都のお土産界のトップランナー・生八ッ橋様が鎮座していたのだ。

よく見てみると、お菓子売り場以外にもあちこちで京都ならではの顔ぶれが揃っている。今まで京都駅でお土産を購入する時間を作るため、出発当日はバタバタすることが確約されていたというのに……! 

灯台下暗しとはこのことかと痛感した。


・メンバー紹介

ざっとスーパーを巡回してみただけで、全部で11点ものお土産にできそうな品を見つけることができたぞ! 

なお、今回はサービスカウンター周辺によくあるお土産コーナーには立ち寄っていない。全て一般の商品に紛れて棚に並んでいたものたちである。

それでは、順にご紹介していこう。


【お菓子部門】

〇「井筒のなま八ッ橋 抹茶」(税抜200円)、「生八ッ橋 夕子」

共に京都の有名なメーカー・「井筒八ッ橋本舗」の商品である。

今回購入したスーパーでは、八ッ橋はこの2種類のみが取り扱われていた。

観光スポットの土産物店でも同じ商品は取り扱われているものの、このサイズのものはあまり見かけない気がする。自分用のお土産として購入するのにぴったりかもしれない。

〇「小町五色豆」(税抜350円)

八つ橋と同様、京都のお土産として有名な豆菓子だ。軽い食感でついつい何粒も食べてしまいそうになる魔性のお菓子。

パッケージ裏の説明によると、それぞれの色は京都の町を示しているそう。単純に見た目をよくするために色付けされているのかな~、と思っていたけれど、そんな意図があったとは……!

〇「京あられ 鞍馬石」(税抜300円)

老舗である「鞍馬庵(藤澤永正堂)」から販売されているあられ。

醤油と海苔の素朴な味付けがとっても美味しい! 結構固さがあるので、食べ応えも十分だ。誰に渡しても喜ばれそうな1品。

〇「つるべの水」(税抜160円)

個人的に、1番面白いな~と思った商品。金平糖でも入っていそうな見た目だけど……

中には砂糖とあられが入っている。これに沸騰したお湯を注ぐと、なんと即席の葛湯ができるというのだ。発想が天才すぎる……! 他にも、抹茶バージョンや小豆バージョンもあるようだ。


【食事部門】

〇「白菜昆布漬」(税抜300円)、「生しば漬」(税抜270円)、「千枚漬」(税抜650円)

いずれも錦市場内に本店を構える「京漬物 桝俉(ますご)」から販売されている漬物だ。

千枚漬のみ少し値段が跳ね上がっているように見えるけれど、土産物店で購入すると1パック1000円ほどの物も多いので、それに比べるとやはりお手軽に購入できると言えるのではないだろうか。

〇「京かまぼこ」(税抜280円)

かまぼこの材料にはいろいろな魚が使われているが、京かまぼこには京都らしくハモが使われていた。

メーカーの「茨木屋」のオンラインショップを見てみると、どうやらこの商品は2021年11月17日現在単品では取り扱われていないようだ。

現地ならではの商品なのだろうか。ちょっと得した気分である。


【パン部門】

〇「田舎パン」(税込333円)

でっかい。この1言に尽きる。

発見したとき、あまりの大きさに2度見してしまった。インパクト重視なら是非ともお土産候補として検討していただきたい。

話は逸れるが、実は京都はパンの消費量が日本一なんだとか。確かに街を歩いていると、コンビニとほぼ同じ頻度でパンのお店を目にするように思う。

メーカーの「進々堂」は、そんな京都で愛されている有名なお店だ。京都を訪れた際は和食ももちろんいいけれど、パンを味わってみるのもまた新鮮で楽しいかもしれない。

〇「京風メロン」(税抜130円)

メロン……パン……? 筆者の知っているメロンパンとは形状が大きく異なるし……

まさかの白あん入りだけど、味はしっかりメロンパンだ。食感もクッキー生地がないためかだいぶしっとりめ。

メロンパンと一言で言っても、様々な種類があるんだなあ……世の中にはまだまだ知らないことがいっぱいである。


・旅の楽しみが増えた

筆者の住んでいる場所は京都の中心部からそこそこ離れた場所であり、1店舗しか訪れていないにも関わらず、土産物店にも負けないバラエティ豊かな品物を揃えることができた。

今回購入したものにかかった金額は、税込で合計3343円。

土産物店で販売されている商品は1つ1000円ほどが相場のように思うので、1点1点の値段で考えるとこの価格はかなりお得と言えるのではないだろうか。

また、写真の中で目についた方もいるだろうが、スーパーだと普通の商品と同じように値引きシールが貼られていることもある。少しでもコスパ良く買い物をしたい方にはおススメだ。

ご紹介した京かまぼこのように、土産物店には売っていないような隠れお土産を探すのも楽しいかもしれない。

今後旅行に行った際には、繁華街から少し足を延ばしてスーパーにも立ち寄ってみようと思う。新しい旅の楽しみ方を見つけてしまった。

執筆:うどん粉
Photo:RocketNews24.
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