ロケットニュース24

【検証】価格差およそ3倍の「シャインマスカット」を食べ比べてわかった 4つの違い

2021年9月22日

ウマい……いや、マジでウマすぎる。いつ頃から『シャインマスカット』がこれほどメジャーな果物になったのかは知らないが、とにかくシャインマスカットは激ウマ! 個人的「好きな果物ランキング」でも堂々のTOP3にランクインだ。

だがしかし、シャインマスカットは決して安価ではなく、むしろ高級フルーツと言ってイイ。私、P.K.サンジュンは1000円くらいのシャインマスカットばかり購入しているが、果たしてお高いシャインマスカットと差はあるものなのだろうか?

・シャインマスカットうますぎ問題

パリッとした皮の食感とあふれ出す果汁、上品な甘さとほのかな渋み。それら全てを高い次元で兼ね備える究極のフルーツが『シャインマスカット』である。皮を剥かなくても食べられるところも、種が無いところも最高だよね!

若かりし頃は果物全般にさほど興味は無かったが、娘が生まれてからはフルーツを購入する機会が格段に増えた。娘もシャインマスカットは大好物で、この時期はなるべく冷蔵庫の中にシャインマスカットを常備するようにしている。

・でも高い

だがしかし、シャインマスカットはお高い! あくまで近所の八百屋価格になってしまうが、通常は安いもので1200円、特売でようやく1000円を切るかどうか。2000円、3000円のモノもあるにはあるが、なかなか手は出しづらい。

一方で、個人的には「安いシャインマスカットでも十分ウマい」と考えている。そう、シャインマスカットのポテンシャルが高すぎるあまり、安くてもイマイチだと感じたことが無いのだ。そう思うとわざわざ高いシャインマスカットを購入する必要性を感じない。

とはいえ「高いシャインマスカットと安いシャインマスカットに違いはあるのか?」はとても気になるところ。というわけで、今回は1200円のシャインマスカットと3000円のシャインマスカットを食べ比べてみることにした。

1200円のシャインマスカットは山梨県産で、3000円のシャインマスカットは岡山県産。どちらも種なしで皮のまま食べられるシャインマスカットである。で、結論を申し上げてしまうと2つのシャインマスカットには大きく4つの違いがあった。以下でご覧いただきたい。

・単純に物量が違う

まず気付いたのが「高い方、やたらと重くない?」ということ。計ってみると重さはおよそ1.4倍違ったから、実は購入価格ほどの差はないことになる。いつもは価格ばかり見ていたが「高い方は単純に量が多いこともある」と覚えておくとイイだろう。

・甘さがもう1段階奥深い

両方を食べ比べてみても「安いシャインマスカットでも十分にウマい」という考えは変わらなかったが、高い方はさらにウマいことにも気付いた。具体的には甘さがもうワンランク上で風味も強い。おそらく誰が食べても甘さに差があることはわかるハズだ。

・皮の薄さが違う

いつもなら安くても全く気にならない皮であるが、高いシャインマスカットは皮が薄い。直後に安いシャインマスカットを食べると、やや皮のゴワつきが気になった。パリッとした食感がよりパリッと。高いシャインマスカットは皮も上質だ。

・ムラが無い

高いシャインマスカットがほぼ全て同じ味なのに対し、安いシャインマスカットはややムラがあった。特に「当たり外れが大きい」ということは無いが、1粒もハズレがなかった高いシャインマスカットと比べるとやはりムラ自体はある。

当初は「絶対に違わないだろ(笑)」と思っていたが、実際に食べ比べをしてみたところ差は結構あった。どちらの方が美味しいかと問われれば、それは間違いなく「高い方!」と即答できる。

また、重さなどを含めて総合的に考慮すると「高い方もコスパが悪いわけではない」と感じた次第だ。これが5000円、1万円クラスになると話は変わってくるが、3000円くらいなら大差まではないのではなかろうか?

というわけで、今回はシャインマスカットの食べ比べをお届けした。特に盲点の「高い方が単純に物量が多い」ことは覚えておくといいだろう。シャインマスカットを購入する際の参考にして欲しい。

執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

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