ロケットニュース24

完全にナメた状態で「トップバリュの本格五目炒飯」を食べたら意外な事実に返り討ち

2021年9月4日

どこも同じように見えて、実はそうじゃないのがスーパーの冷凍食品コーナーである。なぜなら、売れ行きに応じて陳列されるものは日々変化しているから。その様子を見ていると、おそらく店長に認められたものだけが生き残れるサバイバルの世界でもあるのだろう。

で、ちょくちょくパトロールしていたら何がどう変わったのか気づくことがあるのだが、とあるスーパーでトップバリュの本格五目炒飯がなかなか売れていた。あれっ、でもこれって近所にあるイオン系列の店舗には置いてなかったような……?

・安くて多い

イオン系列店でトップバリュを置かない選択肢があるのかと意外に思ったことは置いといて、気になるのはその味である。不思議と今の今まで食べてこなかっただけに興味津々。ただ、心のどこかでまぁ大したことないだろうなと完全にナメていた。

というのも、値段は税抜258円。それにもかかわらず500gも入っているため、そこそこの完成度ではないかと思ったのだ。しかも、冒頭で書いたように冷食コーナーは弱肉強食。近所にある系列店の店長のお眼鏡にかなわなかったとするなら、余計にナメてしまうのも仕方がない。

・冷食らしく即完成

さて、何はともあれ実際に食べてみよう。冷凍炒飯だから他の商品とやることは変わらず、レンチンもしくはフライパンで炒めるかの2択で簡単に作れる。洗い物を極力減らしたい私はレンチンをチョイスした。

とりあえず皿に盛ってみると、500gもあるだけに溢れんばかりの状態(というか溢れている)。見た目的には卵の黄をはじめ、ネギの緑や肉の茶色など色とりどりでヨロシイ。

ラップをかけずにレンチンできるタイプというのが何気に嬉しく、皿のままレンジで加熱して取り出せばたった数分で……

そつのない五目炒飯が完成した。ホタテの匂いが漂ってくるくらいでエッジを効かせていることもない。こんなところだよな……とナメてた私は思ったのだが、この炒飯が真価を発揮してきたのはここからだった。

・お味はどうか

そう、口に入れるとオイスターの旨味が舌の上に滑り込んできたかと思えば、ネギがシャキッ……さらには たけのこが顔を出したりと食感から楽しませてくれるのである。そして味わえば味わうほどオイスター風味の味付けがウマいし、これは想像していた以上によい!

米こそどちらかといえばしっとり系の炒飯だなと思ったが、そこはおそらく私のせいで量が多すぎて平らに盛れなかったのが影響すると思われる。量が量だけに、パラパラ系を一気に食べたい人はフライパンで炒めてパラッとさせた方がいいかもしれない。

なんというかヤバすぎて鬼リピするほどではないものの、こういうのでいいという代表例。味付けが濃すぎず食べ応えもあるあたり、なかなかの出来で返り討ちにされた気分だ。正直、ナメてすまんかった。

・ファミリー向けでコスパよし

しかも、1人で食べるにしても2回に分けて食べれば安いし、コストパフォーマンスはけっこう高い。冷凍炒飯の中でも優秀な部類に入るなというのが率直な感想だし、なぜ近所のイオン系列店は置いていないのか不思議になる。

パンチの効いたというか狂気を感じる味付けが流行っている最近において、トップバリュの五目炒飯は先に書いたようにこういうのでいい代表例。ファミリーの大人数、落ち着いた味の炒飯を食べたいときなんかにオススメだ。

参考リンク:トップバリュ「本格五目炒飯」
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.

▼原材料などはこちら

モバイルバージョンを終了