コンビニのホットスナックの超定番といえばローソンの「からあげクン」だ。ライバルのファミリーマート(ポケチキ)もセブンイレブン(ななから)も同じような商品を販売しているけど、からあげクンの認知度には敵わない。ホットスナックではぶっちぎりでからあげクンだろう。
その、からあげクンを箱買いできることをご存じか? Uber Eatsの「お持ち帰り」サービスを利用して、事前に注文しお店に受け取りに行くというものだ。実際に利用してみようとしたところ、受け取る時にテンパってなんかちょっと変な感じになっちゃった……。
・ローソンの持ち帰りサービス
「ローソン × Uber Eats」のお持ち帰りサービスは2021年6月1日から、都内の10店舗が始まっている。また世田谷桜新町2丁目店では店内厨房で作った弁当も注文可能なのだとか。サービスを提供するお店は順次拡大する予定だ。利用可能店舗については、ローソンのサイトを確認して欲しい。
私(佐藤)が今回利用したのは「ローソン代々木八幡駅北店」だ。注文はUber Eatsから行うことになる。Uber Eatsアプリもしくはウェブサイトでローソンを検索し、代々木八幡駅北店のページを開く。そして配達(デリバリー)ではなく「ピックアップ(持ち帰り)」を選択。
注文するのは箱入りからあげクンだ。レギュラーとレッドが15個ずつ入ったボックスで価格は1箱1296円である。
カードでの支払いを完了すると、地図と受取予定時間が表示された。通常は、地図上に配達員のアイコンが表示されて、こちらに向かってくる様子がわかる。しかし今回はこの地図に目的地が表示されているのみだ。配達員はいない、自分でお店に行かなくちゃ!
地図を見ていると、まるで自分が配達員になった気分だ。なぜだかわからないけど「急がなきゃ!」って気持ちになってくる。誰かに届けるわけじゃないのに、焦ってくるのはなぜなんだ……。
・俺はUber Eatsなのか?
ちゃんと注文できているだろうか? Uber Eatsの持ち帰りは初めてだからドキドキしちゃうなあ。お店に入ると……。
店員さんが奥の方で作業していて、私の入店に気づいていない様子。「すみません」と声をかけると、「いらっしゃいませ」と言いながらカウンターに出てきた。
佐藤「商品を受け取りに来ました」
店員「Uber Eatsさん?」
佐藤「いや、違います……、あ、いや、Uber Eatsです」
Uber Eatsで注文したことを伝えたかったのだが、緊張してうろたえてしまった。
店員「Uber Eatsさん?」
佐藤「いや、違います。いや、そうです。いや、違います」
何を言ってるんだ、俺は! Uber Eatsだろ。いや、Uber Eatsさんではないだろ。でもUber Eatsだろ! 何だ? 俺は何なんだ!? 俺は誰だ!?
佐藤「あ、いや……、あの……、その…………、注文したんです! Uber Eatsで! からあげクンを!」
すると、言いたいことが伝わったようで……。
店員「あ、はい。注文番号をお願いします」
そこで、私もやっと仕組みを理解した。アプリに表示された注文番号を確認し、それを伝えると。
店員「こちらです」
と、用意していた商品を渡してくれた。よかった、ちゃんと買えたぞ。うろたえてはいけないな、かえって混乱を招く……。
改めてレシートを確認すると、ちゃんと頼んだ通りになっている。あ~、よかった。私のようにならないために、「Uber Eatsの注文を受け取りに来ました」と伝えると良いかも。たぶん、私みたいに謎にテンパる人はいないと思うけど……。
・からあげクンパーティ
無事に持ち帰り、中を見ると宝の山!
レギュラーが15個に。
レッドが15個。やったぜ、今夜はからあげクンパーティだ!
ちなみに余ったからあげクンは電子レンジでラップをせずに20秒(500ワット)で温めるか、アルミホイルを敷かずにオーブントースターで温めると美味しく食べられるそうだ。
レンジでラップをしないのは、余分な水分を発散するため。ホイルを敷かずにオーブントースターに入れるのは、余分な油を落とすためなのだとか。詳しくはからあげクンのサイトをチェック!
ということで、大量にからあげクンを食べたい人は、Uber Eatsで持ち帰り注文すると良いだろう。いずれ店舗を拡大するようなので、その日までしばしお待ちあれ!
・今回訪問した店舗の情報
店名 ローソン代々木八幡駅北店
住所 東京都渋谷区代々木5-7-2
時間 24時間
参考リンク:ローソン
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24