まずは冒頭から味についてお知らせしよう。2021年5月24日から発売開始となったペヤングの新商品「ねぎ塩マヨ」と「ねぎラー油」はなかなかウマい。絶品とまでは言わないが、どちらも予想を下回らない安定感のある味わいだ。だがしかし……。
黒帯ペヤンガーを自負する私、P.K.サンジュンは、この2つの商品を「獄激辛以上に鬼畜なペヤング」と認定したい。その理由はというと……。
・獄激辛以上に鬼畜
ここ1年のペヤングを語るうえで「獄激辛やきそば」の存在は欠かせない。「泣くほど辛い」の売り文句通りバカほど辛い獄激辛やきそばは、派生形まで含めると現在までに4種類が登場している。その最新作は先週5月17日から発売されている「獄激辛担々やきそば」だ。
これまで私はその獄激辛と幾度ともなく激闘を繰り広げてきたが、今回ご紹介する「ねぎ塩マヨ」と「ねぎラー油」の方が鬼畜度は遥かに上。というか、率直に「過去最高に鬼畜なペヤング」と申し上げて差し支えない。
・なかなかウマいが
味は「激ウマ! 絶対に食べた方がイイ!!」レベルではないものの、普通に美味しく食べられる。「リピ決定!」ではないか「2度と買わない!」でもない、非常に手堅いペヤングではないだろうか?
それでも「ねぎ塩マヨ」と「ねぎラー油」は私にとって「最高に鬼畜なペヤング」として長く記憶に残るであろう。なぜならば……両商品ともに……全く売ってないからDA!
・全く売ってない
通常、どんな商品も5軒くらいコンビニやスーパーを回れば9割くらいは手に入るもの。だって、新商品ですから。発売したばかりですから。特に一定の人気を誇る「ペヤング」ならば、どこかしらの店舗で扱っている可能性が高い。
だがしかし、今回はレベルが違った。売っていないってレベルじゃないんだ……結局私は「ねぎ塩マヨ」と「ねぎラー油」を探し出すまで26軒のコンビニとスーパーを徘徊せざるを得なかった。
1口に「26軒」と言ってしまうと軽く聞こえるかもしれないが、26軒である。セブン・ローソン・ファミマ・デイリー・まいばすけっと・プチマルエツ・赤札堂。その他地元のインディーズ系スーパーを探せど探せどペヤングの新商品は見当たらない。
その理由はおそらく発売から1週間しか経っていない「獄激辛やきそば」のせいで、特にコンビニでは大量に並ぶ「獄激辛やきそば」を何度も目の当たりにした。真面目な話に、実際に何度も口からこうこぼれた……
「またお前か」と──。
さらにお恥ずかしい話だが、発売日を勘違いしているのかと思い道中2回もペヤングのホームページを確認した。それくらい売っていなかった。都内のコンビニやスーパーを20軒以上回っても売っていないならば、それは「この世に存在しない」と同義語ではないだろうか? まさに「幻のペヤング」といえよう。
結局のところ、時間にしておよそ2時間半、駅で言うと山手線4駅分のエリアを駆けずり回った結果、プチマルエツ池之端2丁目店で「ねぎ塩マヨ」と「ねぎラー油」を無事に発見。ふと目をやると、電動自転車の充電が20%も減っていた。
・幻のペヤング
それにしても1 / 31とは、数字にするとおよそ3.2パーセントの確率である。3.2パーセントって……
ソシャゲのガチャかよ!
リセマラしたろかい!!
それはどうでもイイとして「ねぎ塩マヨ」と「ねぎラー油」は「そもそも発見するまで26軒もかかった」という事実だけで、私にとっては獄激辛以上に鬼畜な存在だ。さっさとリングに上がって戦わんかい! 食わないことには始まらねえんだよォォォオオオ!!
というわけで、万が一すんなり「ねぎ塩マヨ」と「ねぎラー油」を発見できた方は、それだけで勝ち組と申し上げておこう。ペヤングの新商品「ねぎ塩マヨ」と「ねぎラー油」は、メーカー希望小売価格税抜き193円、少なくともプチマルエツ池之端2丁目店では発売中だ。
参考リンク:ペヤング公式サイト
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.