郊外型の家具の量販店「イケア」。2020年6月に東京・原宿、12月には渋谷にそれぞれ都市型店舗をオープンし、この5月には新宿にも新店舗を構える予定だ。
そんなイケアは、レストランのメニューのテイクアウトも行っている。家でもイケアの味を楽しめるのは良いのだが、販売しているから揚げの名前がイケアっぽくない……。なぜこの名前にしたの?
・イケアのテイクアウト
最近たまたま東京・立川に行く機会のあった私(佐藤)は、ついでにイケア立川店に行くつもりだった。それに先だって公式サイトを見ると、レストランのメニューをテイクアウトできるようになっているらしい。
ほほう、イケアのミートボールやベジボールを持ち帰ることができるのか。これは良い、今日の晩飯はイケアだな。
お店に行くと、レストランのレジ前にテイクアウトコーナーが設けられている。お昼を食べるには遅い時間だったので、品数はそれほど多くはなかったけど、イケアらしい品々が並んでいた。
サーモンフィレレモンディルパスタ(税込800円)やフィッシュアンドチップス(税込600円)もある。弁当箱のなかにフィッシュアンドチップスを詰めてしまうとは、さすがイケア。
よく見ると……お! から揚げもあるぞ。「イケアのから揚げ」ってなんだか新鮮な言葉の響きだな。和食も作るとは知らなかった。
ちょっと待てよ。商品の貼り紙をよ~くよ~く読んでみると、イケアっぽくない名前が書いてある。
「テイクアウト限定! かあちゃんのから揚げBOX(税込500円)」
かあちゃん? なぜ、かあちゃんなんだ。それが別にとうちゃんでも じいちゃんでも ばあちゃんでも構わない。何なら兄ちゃんでも姉ちゃんでもいいんだけど、とにかくイケアっぽくない。そう感じるのは私だけなのか? どうしてこの名前になったんだろうか? たぶん、家庭的な味であることを伝えたかったのかもなあ……。わかんないなあ。
・日本的な味
持ち帰って食べてみると、なるほど! これはたしかに日本的な味かもしれない。少なくともイケア発祥の地「スウェーデン」の北欧の風を感じないな。
しょう油ベースの味付けでニンニクがしっかりきいている。パンと合わせるよりも、断然白ご飯と合わせた方がウマいヤツだ。ビールとの相性も良さそうである。
ちなみに5月にオープン予定のイケア新宿にも、テイクアウトのフードコーナーが設けられるらしい。から揚げが販売されるかは不明だが、オープンしたらスウェーデンフードを買いに行ってみたい思う。それにしてもなぜ「かあちゃん」なんだ……。
・今回訪問した店舗の情報
店名 イケア立川店
住所 東京都立川市緑町6番
時間 11:00~20:00
参考リンク:イケア[1,2]
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24