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【裏知識】スシロー出店責任者に聞いた「確実に寿司をベストな状態で食べられる時間帯」

2021年4月15日

回転寿司であえて注文するという人は多いだろう。レーンに出ている寿司は長く回っている場合があるからだ。しかし、スシロー出店責任者に聞いたところ、スシローでは皿にICチップがついていて、一定時間が経過すると自動的にレーンから弾かれるようになっているのだという。

レーンにおいても鮮度は保たれているスシロー。ウマさの追求はそういう部分でも余念がないが、そんなスシローにおいて「確実に寿司をベストな状態で食べられる時間帯」が存在するのだとか。

・出店責任者とは

と、本題に入る前に「出店責任者ってどういう人なのか?」についてご説明したい。スシローの店舗には100人ほどのスタッフが在籍しているが、新店オープン時はほとんどが未経験者。

そのため、店長などの社員達を含む新店チームは、オープン前から店内調理や接客をはじめとしたお店の運営にかかわるような研修を開始する。その教育を行うのが出店責任者だ。店が軌道に乗るまでの最初のペース作りも出店責任者に任せられている。

・新宿三丁目店の出店責任者に聞いた

今回話を伺ったのは、スシロー新宿三丁目店の出店責任者である西森さん。教育のプロ集団を率いる西森さんは、まさしくスシローの店舗を知り尽くした人物と言える。普段会うチャンスもない人なので色々と話を伺っていたところ、冒頭のような話題となったのだ。

時間帯と言うと、やっぱり、回転が早くなるランチ、もしくはディナーのタイミングだろうか? ほら、ネタが出ていくのが早いと新しいのおろすから。もしくは、逆に暇なすき間のタイミングだと作りが丁寧になるとか? 西森さんの答えは以下だった。

西森さんオープン直後です」


──それはなぜですか?


西森さん「スシローでは生のまま店舗に届けられるはまちやたいなどの鮮魚は旨みのある皮と身の間の部分をより新鮮な状態で味わっていただくため、ネタの皮引きから切り付けなども自店舗で行っています。

鮮度の関係でネタが無くなり次第切り分けていく形なんですが、オープン直後はネタが切り分けたてなんですね。さらに、シャリもほどよく寝かせてお酢が馴染んでいるんです」

・裏側を知るからこそのベストタイミング

ランチやディナーではなくまさかの午前……しかも、ネタとシャリの噛み合いの関係とは。スシローの裏側を知るからこそのベストタイミングと言えるだろう。まさに裏知識

病める時も健やかなる時も、いつ食べてもウマイ回転寿司チェーン・スシロー。そんなスシローのベストを味わってみたい方はオープン直後に入店してみよう。混雑状況的にも狙い目かもしれないぞ。

執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
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