昨秋から冬にかけて我々の胃袋を満たしてくれたコメダのハンバーガー「コメ牛」。肉の量が選べるという、カフェらしからぬサービスが話題になり、予定を超えて販売延長されていたが、季節限定商品の運命からは逃れられない。また、新型コロナ感染拡大状況によっては外出もままならない地域もあることだろう。
このたび、公式オンラインショップでハンバーガーの “中身だけ” をパックした「コメ牛のお肉」を発売。自宅にいながら、好きなだけ「肉だくだく」ができるようになったぞ!
・コメ牛のお肉(6食入り税込1980円)
商品は冷凍で届く。外箱はビビットなコメダカラーで元気がよい。最少の6食入り(税込1980円)から、24食入り(税込7200円)まであるから大家族でも安心だ。
筆者が購入したのは6食入りなので、110g × 6袋=合計660gということになる。
さっそくコメ牛を作っていきたい! 下準備は湯せんで解凍するだけ。
コメダといえば、バンズも型破りに大きい。一部コメダ店舗では持ち帰り用にバンズも販売しているようなのだが、筆者の最寄り店では入手できなかった。そこで用意したのはローソンの「Lチキバンズ」。
原材料はアメリカ産の牛ばら肉。そこに醤油やおろしにんにくのタレが入っているのだが、最初は分離しているので、よく混ぜた方がよさそう。
店舗では千切りキャベツを敷いているが、そんな軟弱なものはいらん。肉が食べたいのだ。
とりあえず1パックを載せてみるが、これくらいは普通である。よくあるカルビバーガーであろう。
倍量の2パックを載せた。店舗では「コメ牛 肉だく」とランクアップし、税込980円~1010円のものだ。
えーい、もう1パックだ! 肉量330g、エネルギーにして816kcal(肉だけで)!!
店舗では「コメ牛 肉だくだく」で税込1280円~1310円の最高ランク商品となる。
高さは優に10cmを超えている。6食入りなのでまだ半分だが、コメダよりも表面積の少ない「Lチキバンズ」ではここで限界。
上からそっと押さえるようにバンズを重ねる。
手に持つとずっしり重い。ハンバーガーとしてはあり得ない重さである。運んでいるうちに肉のタワーがぐらぐらと崩壊しそう。
では、いただきます!
おっと、歯が一部にしか届かず、バンズを少し削っただけで終わってしまった。それでも、めげずに再度かぶりついてみると……
おわぁぁぁぁやっぱり崩れるー!!
まぁ、いくら崩れてベタベタになってもここは自宅。好きなように食べていいのだ。
こって~り甘いテリヤキ風のタレ! ぶどう糖や水あめのほか、濃縮洋なし果汁が入っているという。ときおり歯にあたるゴマのプチプチ食感が心地よい。
気のせいか、以前店舗で食べたときに比べると辛みが少ないように感じる。バンズにマスタードを塗るなどしてもいいかもしれない。マヨネーズや七味唐辛子などの味変も自由自在だ。
濃厚で甘々なので、もう少しさっぱり食べるならトマト&レタスはどうだろう?
だれも見たことがないバーガーが誕生した! これぞおうちご飯の醍醐味!! ただし、最後に載せたスライスチーズの存在感が完全に消し飛ぶほど、カルビの味つけが強かったことは記しておかねばなるまい。
・せっかくだから、牛丼にしちゃう?
要は味つけ肉だから、アレンジは無限だ。たとえば炊きたてのご飯にオン! 以前筆者は、その甘さから「間違いなくご飯よりもパンのおかずだ」と書いたのだが撤回したい。ご飯でも全然ありだった。
外箱には、玉ねぎなどを足して作るアレンジレシピも紹介されていた。基本の商品はおそらくパン用に水分控えめになっているのだが、レシピに従えば「つゆだく」にできると思う。
うどんに載せてもいい。十分に味が濃いので、汁があってもまったく負けない肉うどんになった。
・オンラインショップをチェック
「パンにも、麺にも、ご飯にも」というコピーで売り出し中のこの商品、その言葉に偽りなしだ。
いま注文すると2021年10月8日以降の賞味期限で届くので、およそ半年間は保存可能。冷凍庫に常備しておくといいと思う。あのこってり甘辛のコメ牛が恋しい方は、公式オンラインショップをチェックだ。
参考リンク:コメダ珈琲店 公式オンラインショップ
執筆:冨樫さや
Photo:RocketNews24.