ますますテイクアウトの需要、そして必要性が高まっている2021年。その大本命とも呼べる “あのバカ” が、さらなるパワーアップを遂げて帰って来た! そう、「かつや」のテイクアウト専用メニュー『全力飯弁当』である。
昨年4月に店舗&数量限定で発売された『全力飯弁当』は、その総力戦のような内容が話題を呼び各地で完売が続出。我々 “かつや者” の間では もはや伝説になっている(たぶん)商品だ。そんなバカが本日1月18日、装いを新たに再びこの地に降臨するぞ。さあ、皆であのバカを迎えようではないか!
・『全力飯弁当』の歴史
昨年4月、104店舗限定で発売された『全力飯弁当』。その後、6月には『全力大人飯』という似た名前の商品が発売されるも、こちらは店内でも注文可という仕様だった。今日から始まった『全力飯弁当(税抜790円)』は、一部店舗を除く国内の「かつや」にて初回同様テイクアウトオンリーでの発売となる。
ラインナップは期間によって異なり、本日1月18日から1月27日は『ナポリタン(2種類)』、1月28から2月4日は『焼きそば(2種類)』の販売を予定。というワケで、さっそく『ナポリタン』を2種類買ってきたのだが……
毎度のことながら
全体的に茶色すぎるだろ。
・やはり全力
彩りという概念をどこかに置いてきたかのようなパワー系パワー配色。私(あひるねこ)は美術に関しては素人だが、使用している絵の具の数が明らかに少ないような気がしてならない。逆に、茶色のチューブだけは減り方が異様である。こいつパレット全然汚さんやん。
それでは詳しい内容を見ていこう。二つの弁当に共通して入っているのがオムナポリタンだ。卵でくるまれているとは言え、普段なら脇役になるはずのナポリタンをあえて主役に据えるという、「かつや」にしては少々珍しいパターンだが……
ただでさえケチャップの強いナポリタンの上から、さらにケチャップをぶっかけることで偏差値を大幅に下げているのはさすがの芸当と言えよう。そう、上品なナポリタンなどナポリタンにあらず。「俺はケチャップを食っているのか?」と思ってからが本当のナポリタンだ。ナポナポ。
そこから先はルートが二つに分岐する。まずはα(アルファ)世界線。この弁当にはオムナポリタンの他にから揚げが2個。
メンチカツ。そして……
揚げシュウマイが3個入っている。
いずれも強力なメンツだが、個人的には揚げシュウマイの存在にちょっと笑ってしまった。今さらだけど、こいつら何でも揚げてくるな。弁当のバランス的には普通にシュウマイでいいところを、念のため一回揚げておくという謎の気遣い。「かつや」の前ではすべての料理は “揚がっていない状態” なのか。一方、β(ベータ)世界線はというと……
海老フライが2尾。
チキンカツ。そして……
こちらも揚げシュウマイが3個。
から揚げ&メンチカツか、それとも海老フライ&チキンカツか……。非常に悩みどころだが、実は一点だけ残念なこともあった。それはキャベツの扱いである。あなたは前作『全力大人飯』における、キャベツのポジションを覚えているだろうか?
・異変
他のメンバーが強烈すぎるあまり弁当容器の隅っこに追いやられ、その結果、キャベツ史に残る一口サイズと化してしまったあの衝撃の光景。まさに「かつや」の真髄ここに極まれりと言うべき少量具合だったワケだが……今回のキャベツは、ご飯の上にのっているせいかあまり少なく見えない。それどころか、じんわり存在感すら出してきているではないか。
何をちょっと主張しとんねん。個人的にはそれが少々寂しく思えないこともなかった。まあその代わり、メンチカツの巨体に潰されほぼ圧死寸前の漬物の姿を見ることはできたのだが。
・全力だった
オムナポリタンがそこまで大きくないため、ボリューム的には普通かな? と思いきや、揚げ物の物量によって食べ終わる頃にはMAXレベルの満腹感が襲ってきた『全力飯弁当』。今回もやはりフタが閉まらないという頭の悪すぎる理由でご飯大盛りができないため、さらに攻めたいという方はご飯単品(税抜160円)をご利用いただきたい。
先述の通り『ナポリタン』は1月27日までの販売となっているが、在庫がなくなり次第終了とのことなので全力で急いだ方がいいだろう。全力には全力をもって応える。これぞ正しき “かつや道” である。
参考リンク:かつや
Report:かつや者・あひるねこ
Photo:RocketNews24.
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