ロケットニュース24

寒くて外に出たくないので、自宅にセブンイレブンを呼んでみた / 初めて「ネットコンビニ」を使ってみた感想

2020年12月16日

いや~寒い寒い。これじゃあ完全に真冬じゃないですか。こう寒いと布団から出たくないし、こたつからも出たくない。というか拙者、究極的には働きたくないのでござるよ。あーあ、空から金でも降ってこねーかなぁ。

こうなってくるともはや近所のコンビニに行くのすらダルくなってくるため、クリスマスと大晦日を目前にして餓死&餓死不可避。このままではいかんと一念発起した私(あひるねこ)は、自宅にセブンイレブンを呼ぶことにしたのである。

・自宅にセブン

先日、自宅のポストにセブンイレブンのチラシが入ってた。秒速でゴミ箱に突っ込みかけるも、ふと見るとそこにはこんな一文が。


「スマホで簡単注文 最短30分でお届け!」


ほう、生協などスーパーが配達するシステムは昔からあるが、今はコンビニも独自にウーバーイーツみたいなことをやっているのか。公式サイトによれば、東京・北海道・広島の一部地域で実施されている「ネットコンビニ」というサービスらしい。注文すると、近くの店舗から自宅や職場までセブンの商品を届けてくれるというワケだ。



・注文はスマホから

よっしゃ、さっそく使ったろ! とQRコードをスマホで読み込んだところ、混雑しているからか配達まで1時間以上かかるとのことだった。歩いたら5分の距離なのに。ただ別の時間帯で試した時は15分後と表示されたため(早ッ!)、このあたりは店舗の状況によって変わるのだと思われる。



配達してもらうには税抜1000円以上購入する必要があり、配送料は1回につき110円~550円(税込)と時間によって変動するようだ。さて、そろそろ餓死しそうなので、ここらで具体的な注文に移っていきたい。

・品揃えはほぼセブン

「ネットコンビニ」には思った以上に豊富な商品が用意されているというか、基本的には店舗に置いてあるものなら大体配達してくれるみたいである(たばこ、ハガキ、クオカード、雑誌など発火性・引火性があるものは不可)。セブンプレミアム以外の通常メーカー品ももちろん注文できるぞ。



ただし、料金は店頭価格よりも若干高めで、例えば『7プレミアムゴールド 金の直火焼ハンバーグ』は通常だと税抜368円のところ、「ネットコンビニ」で買うと税抜441円だ。このあたりはウーバーや出前館と同じだな。こうして適当にカートにブチ込んだ結果、税抜1822円で配送料が330円かかり、合計金額は2302円となった。



会計は代引きかクレジットカード払いで、注文確定後に配達時間がSMSでお知らせされる。商品が到着するまでの間、こたつの中で丸まりながら今後の人生について考えていると、そこへインターホンが鳴り……


セブンイレブンが届いた。


・ある種のパシリ

すごい、まるでセブンをパシリに使ったかのような背徳感である。寒いから外に出たくなかっただけなのに……。では気を取り直して、購入した商品を見ていこう。

新商品の一番上に表示されていた『トマト1個分のリコピン入り オムライスおむすび』。こちらは店頭価格と同じ税抜140円だった。


先述したチルド商品『7プレミアムゴールド 金の直火焼ハンバーグ(税抜441円)』。


冷凍食品も配達してくれる。『7プレミアム 焼鳥炭火焼(税抜261円)』。


なんとホットスナックまで! 『ななチキ』は税抜225円。


7プレミアム以外の通常の飲料も対象エナよ。『モンスターエナジー』は税抜229円。


カップ麺は何が新商品なのかが分かるようになっていた。『ホープ軒本舗監修 東京背脂豚骨醤油ラーメン(税抜258円)。』


食品以外の日用品も対象だ。『ネピアボックスティッシュ(税抜268円)』。


以上、合計で2302円なり。まあ普通に高いが、一般的なネットスーパーが注文しても当日中には届かないことを考えると、その価値は十分あるのかもしれない。実際、買い物に出たくても出られない人はいるだろうし、ウチにも赤ちゃんがいるのでそうなる可能性はある。



ただ今回の場合は、単純に寒いから外に出たくねぇっていうだけだったので、結果的にやたら贅沢な金の使い方になってしまった感は否めない。よって結論としては、お前はコンビニくらい歩いて行け──。これに尽きるだろう。セブンが近所にないという人は、ぜひ試してみて欲しい。

参考リンク:セブンイレブン「ネットコンビニ」
Report:あひるねこ
Photo:RocketNews24.
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