ロケットニュース24

キャンプブーム到来中! 焚き火が7色に変化する「レインボーファイアー」やってみた → 楽しいけれど注意点も

2020年11月3日

新型コロナウイルス感染症の流行で、人と密にならずに過ごせるキャンプ人気が再燃しているという。筆者の知る限りでも、週末ともなればキャンプ場は満員。普段はほとんど人が来ないようなマイナーなところまで盛況でびっくりした。

夜には焚き火を楽しむ人も多いと思うが、「レインボーファイアー」なるアイテムを発見。なんでも焚き火が7色に変化し、神秘的な炎を生み出すのだとか! これはおもしろそう。


・レインボーファイアー(4個入 / 税込999円)

筆者が購入したのは「レインボーファイアー」4個入り。似たものに「ハッピーファイヤー」「アートファイヤー」などといった商品もある。

手のひらサイズの小さなパックで、中にはシャカシャカと粉のようなものが入っている。焚き火の大きさに合わせて1〜3個を投入するという。

さっそくやってみよう。まずは普通に焚き火を作る。そして開封せず、袋のまま投入するとある。


では……そぉれ!


おお! 投入したところから青い炎が上がった!!


みるみるうちに色つきの炎は広がり、エメラルドグリーンのような鮮やかな緑や、よく見ると根元の方にはピンクもある。


オーロラみたいに次々と揺らめきながら色を変えて、これは美しい! 花火のような華やかなものではなく、意外にも静かに眺めるのが適しているアイテム。


あるいは魔方陣? ハリー・ポッターの世界でも、暖炉の炎はいろいろな場面で活用される。なにかこう中2病的な心が刺激される……。これ、さわっても大丈夫な炎じゃ……?

すごい青さだ。普段ガスコンロを使うと青い炎が出るけれど、それよりもずっと鮮やかで濃いブルー。かげろうのように揺らめいている。

オレンジ、ブルー、パープル、イエロー、グリーン、ピンク、レッドの7色になるらしいのだけれど、もともとの炎が暖色だからオレンジやイエローはよくわからない。ちなみに商品を多く投入するほど寒色系になるそう。

メーカー公表の燃焼時間は30分。体感的にもそれくらいは十分に楽しめた。「終わったかな?」と思っても、しばらくするとまた彩りが戻ってくる。なお、燃焼時に有害物質は発生しないが、その火でバーベキューなどの調理をするのはダメとのこと。

とても楽しくて写真映えするアイテムなんだけれど、やはり焚き火が美しいのは夜。仲間うちで「キャー! きれい!!」と盛り上がって大騒ぎするのは禁物だ。

消灯時間前でも、大勢ではしゃぐ声は響くもの。飲酒して楽しくなっちゃっているグループの大声や、子どもの叫び声など、夜には控えるべきことがたくさんある。マナーを守って楽しみたい。


・焚き火は楽しい

実は筆者は自分が経験するまで、焚き火ってなにがおもしろいんだろうと思っていた。料理ならガスや炭でいいし、暖房が必要なくらいならキャンプには行かない。しかし今は、薪が燃えるのをただ眺め、火の世話をすること、それ自体が目的になるアクティビティだと実感している。人は寒いから火を焚くわけではないのだ。

ただの炎でも十分に美しいけれど、ちょっとした話題になるレインボーファイアー、いかがだろうか?


参考リンク:Amazon(販売ページ)
Report:冨樫さや
Photo:RocketNews24.
[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]

モバイルバージョンを終了