行くたびに目新しいものやお店が出現している気がする激熱スポット、横浜中華街。そんな横浜中華街に、また新たなお店が爆誕していた。しかも看板には「叉焼(チャーシュー)メロンパン」という謎の食べ物の名が大きく掲げられている。チャーシューメロンパン……?
一緒になっているところが全く想像出来ない、チャーシューとメロンパンという奇妙な組み合わせ。めちゃくちゃ気になる! ということでさっそく、食べてみたよ。
・ふわっふわ
チャーシューメロンパンを推しているお店の名は『香港飲茶専門店 西遊記』。中華街大通りに面した、出来立てほやほやのお店だ。
看板によると、チャーシューメロンパンは「香港No.1点心」らしい。どこ調べの何のランキングなのかすら分からないが、筆者の注目度は間違いなくNo.1だ。どんな味がするのかすら想像がつかない。
しかし辺りには、恐らく焼き立てなのであろうチャーシューメロンパンたちの香ばしい匂いが漂っていた。匂いはめちゃくちゃ美味しそう。これはもしや、美味しいのでは。匂いに導かれるように、チャーシューメロンパン3個(税込600円)を注文。
やってきたチャーシューメロンパンは……思っていたより小さい! てっきりよくあるメロンパンサイズかと思いきや、手のひらサイズだ。しかし温かくて、美味しそうなパンの匂いがたまらない。
そして、普通の分厚いメロンパンかと思いきや、持ち上げようとしただけで破れてしまいそうなぐらい薄くてふわっふわのパン生地が使われている。その上から、メロンパンらしくクッキー生地がかけられている。一口食べてみると……うわっ、めちゃくちゃ美味しい!
チャーシューとメロンパンはミスマッチ、だなんて安易な想像をしていたことに平謝りしたくなる美味しさ。クッキー生地の甘さは控えめで、メロンパン部分はチャーシューの濃い甘じょっぱさに香ばしさを足してくれるアシスト役に徹している。
もちもちの中華まんとも、カリカリの揚げまんとも違う。ほろりと溶けるような、薄くてふわふわの生地に包まれたコマ切れのチャーシューは、濃厚な味付けながらペロッといただけてしまう。3個入りを購入しても、あっという間に食べ終えてしまった……。美味しかった!
・本当に人気らしい?
筆者は「チャーシューメロンパン」というものをこのお店の看板で初めて知ったが、調べてみたところ、チャーシューメロンパン自体は香港の有名な飲茶専門店でも人気のメニューらしく、日本でも最近チラホラ見かける飲茶のようだ。
お店ごとの違いもありそうなので、今後「チャーシューメロンパン」を見つけたら迷わず食べてみようと思う。
・今回訪問した店舗の情報
店名 香港飲茶専門店 西遊記
住所 神奈川県横浜市中区山下町149-1-4
営業時間 10:00〜21:30
Report:伊達彩香
Photo:RocketNews24.
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▼食べ歩き用なのに、無料で袋に入れてくれました。親切。
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