過去には人気により品薄状態が続き、「幻の日本酒」と呼ばれることもあった「獺祭」。先日SNS上で、そんな「獺祭」を使用したパフェが話題となっていた。
人気すぎて一時は予約受付が停止されていた獺祭パフェ。1日だけ予約受付が再開されていたので、予約戦争に勝ち抜いて獺祭パフェを食べてみたよ。
・獺祭ファン化不可避
獺祭パフェこと「獺祭が薫るシャインマスカット晴王と和梨(税抜き1650円)」が食べられるのは、東京・新宿区にある「小笠原伯爵邸」。ペストリーシェフ四方裕次郎氏によるパフェ第二弾とのこと。昭和初期に建てられた伯爵の邸宅を、外装や内装のデザインはほぼ変えずに修復したお洒落な洋館だ。
獺祭パフェは完全予約制で2020年9月21日の10時半から電話とオンライン上で予約が再開されたが、24時間経たないうちに受付が終了してしまうほどの人気ぶりだった。筆者は受付開始後すぐに電話したが繋がらず、オンライン上でなんとか予約することが出来たのだ。
席につき、しばらく待っていると獺祭パフェが来た〜! シャインマスカットに和梨、それから獺祭に使われているものと同じお米で作られているというチップも美味しそう。このままでも十分美味しそうなのに、出来立てほやほやの獺祭パフェの上から……
泡状の獺祭がかけられた〜!
「獺祭 磨き三割九分」に少し加水し、アルコール度数を9%ほどに下げたという泡状・エスプーマになった獺祭からは、顔を離していてもほんのりと甘いお酒の香りが漂ってくる。エスプーマになっていても獺祭の味もほぼ変わらず楽しめるとのことで、期待が高まる。
筆者は最近お酒を飲み始めたばかりで、獺祭も飲んだことがない。実質このエスプーマが人生初・獺祭だ。ワクワクしながらエスプーマを口へ運ぶと、優しい甘さが口に広がった。何これ、ふわふわでほんのり甘くて、めちゃくちゃ美味しい……!
獺祭のエスプーマはチップにはもちろん、ジューシーで甘いシャインマスカットにも、甘いだけでなく爽やかな酸味の効いた和梨にもとても合う。あっという間に獺祭のエスプーマや上段の果物たちを食べ切ってしまった……
もう獺祭切れか……と嘆いていたが、その下に幾層も重ねられているアイスやクリームたちにも、これでもかと獺祭が潜んでいた。獺祭のアイスは酒粕・酒米まで使われていて優しい甘さにコクが加えられており、獺祭の酒米を牛乳とお砂糖を加えて甘く煮炊きしたリオレも絶品。
パフェにはシャインマスカットや和梨はもちろん、濃厚な香りと味わいのエルダーフラワークリームチーズなど、甘さや味のしっかりしたものがふんだんに使われている。にもかかわらず、獺祭の優しい甘さをちゃんと調和した状態で堪能出来るのが、美味しくも不思議な魅力だ。
それにしても、美味しいパフェを食べ進めているとどうしても獺祭を飲んでみたくなってきてしまう。ということで、まだお昼なのに「獺祭 スパークリング・180ml(税抜き1000円)」を飲んでしまった。食べても飲んでも美味しい獺祭、凄い……!
・キャンセル待ちは不可
獺祭パフェはすでに完売しており、残念ながら追加での受付やキャンセル待ちなども不可能だそう。しかし、今回の「獺祭が薫るシャインマスカット晴王と和梨」の提供が10月末で終了した後、詳細はまだ不明だが、次なる「獺祭パフェ」が控えているらしい。
また、『小笠原伯爵邸』にて予約なしでも購入できる、10月31日まで期間限定販売のドラキュラマカロン・ミニおばけちゃんマカロン3兄弟のうち、白いミニおばけちゃんマカロンにはフィリングに獺祭と獺祭の酒粕が使われているそうだ。
マカロンたちはドラキュラとミニおばけちゃんペア、もしくはミニおばけちゃん3兄弟ともに700円(税別)で販売されていたので、次の獺祭パフェが登場するまでの間、可愛いマカロンになった獺祭を楽しみながら待つのも良いかもしれない。
・今回訪問した店舗の情報
店名 小笠原伯爵邸 (OGA BAR by 小笠原伯爵邸)
住所 東京都新宿区河田町10-10
営業時間 11:30~20:00(L.O. および商品購入は19:30まで)
Report:伊達彩香
Photo:RocketNews24.
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▼小笠原伯爵邸、見るだけでもとても楽しかった!
▼樹齢500年超のオリーブの樹。現役で美味しい実をつけるそうです。
▼当時の鬼門近くにひっそりお猿さんがいました。
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