日本全国6000万人の熱狂的キングダムファンのみんな……待たせたな? ついに我が家にも「キングダム」初の公式クイズ本『キングダム公式問題集』が届いたゾォォォオオオ! バハァ!! トーントーン。ファルファルファル! コココ。
偏差値が高くも無ければIQも人並みの私、P.K.サンジュンだが、ことキングダムに賭ける想いだけは将軍級……いや、六将級だと自負している。全問スラスラ回答して、原先生に褒めてもらうんだ……! というわけで、さっそく『キングダム公式問題集』に挑戦してみたのでご報告したい。
・全300問を掲載
『キングダム公式問題集』は、2020年3月19日に発売開始となったキングダム初のクイズ本である。「絶対に買う!」と思いつつも、新型コロナやらの影響ですっかりその存在を忘れていたことは、兵糧を焼かれた壁(へき)以上のミスと認めざるを得ない。
それはさておき、キングダム公式問題集には「百人将級」「千人将級」「五千人将級」「将軍級」の計4階級の問題が、合計300問掲載されている。冒頭でもお伝えした通り、私の自己評価は将軍級どころか「六将級」──。300問だろうと3000問だろうと、全問正解以外はあり得ない。なぜなら、俺は天下の大(以下省略)。
真面目な話、キングダムに関しては何度も繰り返し読んでいるし、同じくだりで何度も泣けるほどピュアな気持ちを持ち続けている。どれだけの人が『キングダム公式問題集』に挑戦したかは知らないが、史上初の全問正解者は私以外にいないハズだ。
・ガチで全問正解を目指す
本気で挑戦して全問正解したら、原先生のTwitterに報告するんだ……! 熱い想いを胸に秘め、私はキングダム公式問題集の百人将級問題の問1に目を通し始めた。突撃じゃぁあああああああ!
問1: 信が嬴政のことを「政」と初めて呼んだ状況として、正しいものを以下から一つ選んで答えなさい。
1: 黒卑村から脱出する抜け道の洞窟の中で嬴政から漂の覚悟を聞いたとき
2: 嬴政と昌文君との最後の合流地である、かつての王の避暑地に向かっているとき
3: 嬴政と昌文君たちが合流し、漂の武勇を壁から聞いたとき
4: 楊端和の前で嬴政が中華統一を語ったとき
……あれ、なんだっけ?
一問目からこの難易度……! 正解は『キングダム公式問題集』をご覧いただくかキングダムを読み直すかして欲しいが、私の全問正解の野望は儚くも第1問目で終了したことを正直に記載しておく。言い訳がましいようだが、正解見たら「あー」って感じ、正解見たら「あー」って感じ。正解見たら「あー」って感じなんだ……!
その後もズバリ正解する問題もあるものの、全体的な難易度はかなり高い。とはいえ、重箱の隅をつつくような意地悪な問題はほぼなく、正解を聞けば「それな!」と納得する問題がほとんど。実にいい線を攻めた問題ばかりである。
また何より、原先生の解説やメモがちょいちょい出てくるのがたまらない。原先生がどんな意図で合戦を描いているのか? あのキャラクターはどんな経緯で誕生したのか? デザインのこだわりは? ……などなど、読めばさらにキングダムが面白くなること間違いなしである。
・キングダムがもっと面白くなる
そう、この『キングダム公式問題集』は単なるクイズ本というよりも「キングダムをより深く楽しむための解説書」と考えていいだろう。事実、問題集に一通り目を通した後、私はコミックのキングダムを読み返し始めてしまった。そうか、ここにこんなものが描かれていたのか……!
というわけで、惜しくも全問正解はならなかったものの、『キングダム公式問題集』のおかげで私のキングダム愛は間違いなくパワーアップした。キングダムを愛するみんな! 買って損はないぞ!! 『キングダム公式問題集(紙版)』は税込990円で発売中だ。
参考リンク:集英社「キングダム公式問題集」
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.