みんなーーーー!! 2020年4月17日の金曜ロードSHOW!で『名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)』が放送されるよぉぉぉーーーー。本編ノーカット、テレビ初放送だ。シリーズ歴代最高の興行収入を記録していることからもわかるように、とにかく面白かった。

個人的には、コナンの映画の中で “世紀末の魔術師” の次くらいに推せる。特にここが面白いぜっという点をまとめてみた。気が向けばテレビを見ながらでも読んでくれよな! なお、タイトルにもある通り、以下の内容は微量のネタバレを含んでいるので、まっさらな気持ちで映画を鑑賞したい人はそっとページを閉じてくれ。


・キッドが出る映画にハズレなし

劇場版第23弾となる『紺青の拳』も、相変わらずツッコミどころがたくさん! コナンは年々コメディ要素が強くなっていて、嬉しいぞ。まず本作のポイントは、なんといっても怪盗キッドである。キッドが映画に登場するのは第19弾の『業火の向日葵』以来で、6度目だ。

キッドが出る映画はハズレなしとの噂に違(たが)わず、本作も見事な仕上がりだった。相変わらずコナンあるところに事件ありではあるのだが、今回の物語は少し特殊。どちらかと言うと、キッドがあるところに事件ありなのだ。

どういうことかと言うと、冒頭で起こった殺人事件の犯人として、キッドが疑われてしまうのだ。ゆえに話が進むにつれ追い込まれ、ズタボロになっていく。キッドファンの記者としては「おいおいおい、何てことしてくれるんだよ」と、犯人に憤りを感じざるを得ない。

しかし、なんとか上手いことやり過ごし、コナンと協力しつつ事件を解決に導く。もはや主役(コナン)を食う、活躍っぷりだ。敵同士というより仲間にしかみえない、キッド・コナンのタッグも要チェックだ。

・コナン君がんばれ

毎度のことではあるが、映画にキッドが登場するとコナンが霞(かす)んでしまう。キッドの手のひらで転がされている感がハンパないのだ。しかも今回はコナンでありながら、コナンでないため(詳しくは下記)余計にそう見えるのだろう。「頑張れコナン!」と思わず応援したくなること必至だ。

・いや、普通気付くやろ

映画を見に行く前にCMなどで、作品情報を仕入れていた記者。その際に、やたら黒いコナンが出て来た。西の高校生探偵・服部平次並みに黒く、まるで別人レベルだ。「何の冗談だろう」と思いながら映画を見てみると、冗談ではなくバリバリ本気だった。

なぜ黒いのかというと、別人・アーサーヒライとなり、身分を偽るため。そこまでは100歩譲って良いとしよう。問題は黒くなった程度で、毛利蘭らまでもがコナンではないと認識していることだ。いや、普通気付くだろ。みんな、どんな目してんだよ……! 

・京極さん人間やめたってよ

また本作では、400戦無敗の空手家である京極真が劇場版初登場する。京極はべらぼうに強く、普段より「銃口の向きと引き金の指の動きに集中していれば、弾はよけられます」などと訳の分からないことを言う男だ。

その訳の分からなさっぷりは健在で、映画の中でも事あるごとに拳を使って戦いまくる。コナンキャラが常軌を逸した動きをすることは、なにも今に始まったことではない。しかし、それにしてもおかしい動きをするのが京極真である。人間やめたのかな。

・シンガポール大惨事

そんな本作の舞台は日本を飛び出し、シンガポール。コナン映画至上、初の海外である。しかしよそ様の国にお邪魔しておきながら、なんとも散々なラストなのだ。受け入れてくれたシンガポールの担当者に、視聴者を代表して感謝を申し上げたい。ありがとう、そしてごめんなさいシンガポール。

とにもかくにも、最後の最後まで目が離せない。本来であれば、同日より劇場版第24弾『緋色の弾丸』が公開される予定だったが、あいにく延期とのこと。新作を心待ちにしつつ、まずは『紺青の拳』を復習しとこうぜ。

Report:K.Masami
Photo:Rocketnews24.

▼金ローで2020年4月16日テレビ初公開となる『名探偵コナン 紺青の拳』

▼キッドが出て来る映画にハズレなし! 

▼映画館の外に置いてあったパネル

▼劇場版第24弾『緋色の弾丸』も待ち遠しい~!!