だし旨プルプル卵の親子丼が人気の「なか卯」。そのなか卯で、こんな「裏メニュー」ができるようになったことをご存知だろうか? それは「麻辣(マーラー)親子丼」だ。
あの優しい味わいの親子丼を麻辣化だなんてなんたる暴挙!……と思うのは少し待ってほしい。だって、ウマかったんだもの。
・なか卯で食べる「麻辣親子丼」
最初に断っておくが、麻辣親子丼はオフィシャルのメニューではない。親子丼とサイドメニューの組み合わせ、要するに裏メニューである。そんな麻辣親子丼のオーダーは以下の通り。
好きなサイズの親子丼を注文
↓
サイドメニュー「麻辣たれ」を一緒にオーダー
このたれを親子丼にかければ、麻辣親子丼が完成する。麻辣たれは2020年3月12日に登場した「麻辣坦々うどん」用のたれだ。これを単品購入するのである。なお、たれの価格は40円。
・ウマい!
このたれ、チェーン店のものだと侮ってはいけない。かなりのシビレと辛さを持つ本格的なヤツだ。たれだけで食べると麻辣好きの私もむせてしまった。だがこれを親子丼にかけると……新しい味わいが生まれる! 親子丼のだしの味わい、そして甘さがたれのシビ辛をフワーッと広げ、絶妙な甘辛シビ料理へ変貌を遂げるのである!
その絶妙さは、歌舞伎揚げやぼんち揚げの甘辛さを彷彿とさせるもの。ちょうどそこに花椒(ホァジャオ)のシビレがプラスされたかのようなイメージなのだ。甘くて辛くて、後味シビレて……もうたまらないですね!
・よく考えてみてほしい
麻辣親子丼と聞いて、なかには「結局、麻辣が好きな人向けなんでしょ?」「親子丼じゃなくて麻辣が食べたいだけでしょ?」と思う人もいるかもしれない。だがよく考えてみてほしい! そもそも親子丼には七味をかけないだろうか? 山椒をかける人だっている。そう、私たちは意識するしないにかかわらず、親子丼と刺激が合うことを知っているのだ。
麻辣は、花椒のシビレ「麻」と唐辛子の辛さ「辣」の組み合わせ。つまりシビレる山椒と辛い七味がマッチする親子丼に、麻辣が合わないわけがなかったのだ!
これまで日本人は山椒系、唐辛子系とそれぞれの刺激を楽しんでいたが、麻辣によるダブルの刺激はかなり新鮮だろう。でもウマい! なか卯の麻辣親子丼は辛いもの好きな人には是非試してほしい裏メニュー。麻辣たれの提供は4月中旬頃までなので、気になる人はお早めに。
参考リンク:なか卯
Report:沢井メグ
Photo:Rocketnews24.
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