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【瞬殺】牛角「焼肉1カ月食べ放題定額パス」が購入者殺到で販売中止 → 今後どうするのか中の人に聞いた

2020年1月8日

2020年正月早々、夢のようなアイテムが話題となり、そして一瞬で消えた。そう、人気焼肉チェーン店「牛角」の『焼肉1カ月食べ放題定額パス』である。3店舗でしか利用できないものの、たったの1万1000円で焼き肉が食べ放題となるだけあって、ネット上では大きな反響を呼んでいた。

1カ月間食べ放題ということは、仮に毎日利用した場合1食分あたりのお会計は400円しない。……にしても、まさかの瞬殺とは……! 果たして今後、牛角の『1カ月食べ放題定額パス』はどうなってしまうのか? 中の人に聞いてみることにした。

・販売中止になった理由

牛角の定額パスが販売した理由を平たく言えば「想定以上に売れすぎたから」ということになる。同社のホームページには「予約で連日お席が埋まりご来店いただけない状態になっております」とあるから、売れたはイイけど利用しづらい状況になっている、ということであろう。

定額パスの購入者に対しては、利用可能な店舗を48店に拡大し対応するというが、牛角の『1カ月食べ放題定額パス』は伝説のアイテムとなってしまうのか? それとも華麗な大復活はあるのか? 牛角を運営する「レインズインターナショナル」に問い合わせて聞いてみることにした。


・中の人に聞いてみた


──牛角の定額パス、ものすごい反響だったんじゃないですか?

「おかげさまで、多くの反響をいただきました。ただ、お客様にはご迷惑をおかけした部分もあり、大変申し訳なく思っているところです……(消え入るような声)」

──なるほど。そもそも定額パスの構想自体はいつくらいからあったのでしょうか?

「はい、実は2019年のイイニクの日(11月29日)から、今回売り切れになったサブスクリプション(定額パス)は販売しておりました。ただ告知をしなかった関係か、売れ行きも反響も大きくはなかったんです

──そうなんですね。

「それが年明けにTwitterで話題になってから、ご承知の通りものすごい反響がありまして……。お客様には大変ご迷惑をおかけしてしまい……」

──ふむふむ、潜伏期間があったということですね。それにしても1万1000円ってイイ価格設定ですよね。なぜこの価格になったんでしょうか?

「はい、まず “3回行けば元を取れる” ことを基本コンセプトにしました。実は過去に今回のサブスクリプションよりもお得な “牛角コース半額定額パス” を販売したこともあったんですが、そちらは残念ながらご好評いただけませんでした」

──価格もそうですが、わかりやすさが良かったのかもしれませんね。

「仰る通りかと思います。今回販売を中止させていただいたサブスクリプション以外に2種類の定額パスを販売中なのですが、やはり1番シンプルでわかりやすいのが1カ月食べ放題定額パスかと思います」

──ちなみに、その2種類はどんな定額パスなのでしょうか?

「“飲み放題1628円” と “カルビ専用ご飯食べ放題385円” です。ただし、1回の来店につき290円以上の商品を2品以上オーダーしていただくという制約がございます」


・焼肉食べ放題定額パスはどうなるのか?


──なるほど。かなり安いとは思いますが、制約がある分ややわかりづらいかもしれませんね。……んで、今後 “焼肉食べ放題定額パス” はどうなるのでしょうか?

全ては未定……としか申し上げられません……」

──未定ですか。内容も価格もエリアも未定ということですか?

「はい、サブスクリプション自体は継続して販売していくつもりですが、今回あまりにも大きな反響をいただきましたので、焼肉食べ放題に関しては内容を精査させていただくためにも、いったんは全て未定とさせていただきます」

──なるほどですね。ちなみに牛角だけではなく、レインズインターナショナルの他のブランドでサブスクリプションの取り扱いはあるのでしょうか?

「はい、土間土間や温野菜でも取り扱いがございます。店舗限定ではありますが、温野菜では “霜降り黒毛和牛くらした” の1カ月食べ放題を2万2000円で販売しております」

──不思議なもので、2万円を超えると高く感じてしまいますね。いや、お得なのはわかるんですけど。


ご覧のように『焼肉1カ月食べ放題定額パス』の今後については全て未定、ということであった。とはいえ、サブスクリプション自体の販売は継続していくとのことだから、いずれ今回の定額パスに匹敵するような逸材が登場する……かもしれない

とにもかくにも、新年早々に大きな話題を呼んだ牛角の定額パス。オリンピック前とは思えぬほど景気の悪いご時世、2020年は様々なサブスクリプションが話題になる可能性大であろう。

参照元:牛角
Report:P.K.サンジュン

▼話題になってから2日で瞬殺。ただ、実は1カ月以上の潜伏期間があったようだ。

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